2014321日付の毎日新聞が、20日午後2時10分ごろに、首都高速3号線の高架下から出火した火事について報じていました。


記事によると、

◇橋桁に設置された作業用の足場や地上の作業小屋など計約300平方メートルが燃えた

◇3号線の一部区間が通行止めとなったほか、近くの国道246号も一時通行止めとなった

◇この火事で30代の男性作業員が右手に数週間のやけどを負った

◇首都高の現場区間の復旧は21日午後以降になる見込み

◇高熱の影響で橋げたの耐久力が低下している可能性がある

◇下りの橋げたの方が損傷は激しいが、上りの橋げたも一部が変形している

という。


火事の原因は、今のところ、「塗装作業で使用する薬品に電球が付着して出火したのではないか」と考えられているという。

現場の作業内容は、「作業員7人が橋桁を囲うように足場を組み、塗装作業をしていた」そうで、火元になるようなものは、可燃性のある薬品や塗料ぐらいしかないから、おそらく、薬品が原因であろう。


それにしても、建設作業の場合、始業前に必ず「危険予知活動(KY活動)」を実施する。

KY活動」とは、「仕事や作業を行う前に朝礼や始業前ミーティングで、その日の業務の中にひそむ危険を短時間でピックアップして、確認し合い、互いに危険に気づき、これに対する対策を決め、行動目標を立て、各自が危険を回避する行動を実践する活動のことである。


もし、この日のKY活動で「薬品に電球などが付着し火災が発生する」を取り上げていなかったのなら、それは、KY訓練が不十分だったと言えるだろう。

また、始業前点検以前に、塗装作業の中で生じる「リスク」として、薬品からの火災を想定しておらず、発生した場合の手順もなかったのであれば、それも問題である。


アベノミクスにより、建設現場全体に「ベテラン作業者が不足している」という。

今回の事故も、いままで経験で事故を回避してきた現場に、経験豊かな作業員が少なかったことで生じた事故かもしれない。

「経験不足」はすぐには解消できないことなので、KYトレーニングの充実と事故想定と対応手順のさらなる拡充が各建設現場に求められるのだろう。


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