ミリオンセラーとなった「声に出して読みたい日本語」(草思社)の著者で明治大学教授の
齋藤孝氏は、「集中力をつける」には「集中に入る技を身につけることが大事」と著書の中で説いていました。
ポイントを箇条書きで挙げれば、齋藤先生曰く、
◇集中には準備時間が必要
◇シャットアウトすることで集中する
◇集中に入るための呼吸法がある
◇場所を変えることで集中力が増す
◇アイディアだしのゴールデンタイムを決める
◇制限時間を設けて段取りをする
◇締め切りの前倒し主義になる
◇時間を小刻みにきる
と言うのだ。
ポイントのみを読んで、なんとなくイメージがわかるものは解説を割愛するが、例えば「場所を変えること」については、わたしもよくやるが、限られた時間で仕事をやっつけたいときは、「ファミレスや喫茶店を利用する」ことである。
頭で考えると、時間が限られている時など「ファミレスにわざわざ出かける時間がもったいない」と考えてしまう。
しかし、ファミレスや喫茶店は、最近は「長居していただいてどうぞ大歓迎」という戦略のお店もあるが、基本的には「いつまでも数百円で粘れる場所」ではない。
そのため、「あと、2時間以内で仕上げるぞ」といった「タイムリミット効果」が生まれるのだ。
また、自宅だと、疲れてきた時に「ちょっと15分仮眠するか」が、気づくと「2時間も仮眠(とはもう言えないが)してしまった」となってしまうこともあるが、外であれば、周りの目もあるから「気合い入れて片付けよう」と考えるし、店員さんが「お冷のお代りをどうぞ」と持ってくるようなところであれば「少しはカッコつけたくなる」ので、集中できてしまうことがある。
齋藤先生は「締め切り前倒し主義」や「時間を小刻みに区切る方法」も推奨している。
これは、前者が、「5月末までにできないか?」と相手に言われたら「4月末までにやります」と言ってしまうことで、後者は「アイディアだしをする時にせーので3分間考えよう」と決め、アイディアが出てこなかったらまた「3分間考えましょう」と小刻みに時間を区切っていくやり方である。
私自身は、実際のところ、なかなか自分自身では「やってみたい方法だな」と思っているがなかなかできない。
特に「締め切り前倒し主義」のように「公に相手に約束して言っちゃったらやるしかない」という状況を作るのは、なかなか勇気がいる。
話は少し逸れるが、よくテレビ番組で「半年後に20キロ痩せます」とタレントが宣言して企画が始まるケースがあるが、これなども「テレビの前で言っちゃったからやるっきゃない」と集中できる状況を作るケースである。
「意図的に制限時間(期間)を設ける」というのも「集中する技」のひとつなのである。
(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ353号より)
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