ソチ五輪で五輪出場5度目となるフリースタイルスキー女子モーグルの上村愛子選手は、ソチ五輪の決勝3回目で20.66点で4位に終わり、悲願のメダルには届かなかった。
それにしても、6人によるメダル争いとなった決勝3の滑りは、素人の私が見ていても会心の滑りだったと思う。
得点自体は「20.66」とこの日滑った3回(決勝1(20.43)、決勝2(21.15)、決勝3(20.66))の中では2番目の点数であったが、スピードもターンも一番きれいだった。
得点競技なので、他の選手との比較で点数が抑えられたり、上に評価されたりするのだろうけれど、個人的には、銅メダルを獲得した女王ハナ・カーニー選手よりターン点は遥かに上に行くと思われたが、意外にもカーニー選手の方が高かった。
それはともかく、メダルを獲れなかったことは残念だったが、競技終了後の上村選手のインタビューで「滑り終わった後は得点を見る前に涙が出た」「バンクーバー五輪後にソチ五輪までやると決めてここまで戻ってこれたことがよかった」「五輪でこんなにたくさん滑れてよかった」「清々しい気持ちになった」といったことを笑顔で答えていたのが印象的だった。
上村選手の五輪の結果は、7位、6位、5位、4位、4位と結果的に最後は「足踏み」だったが、変ないい方であるが、これが「上村選手らしい」のかもしれない。
世界一といわれるカービングターンの技術は、今大会でもやはり衰えることなくナンバーワンだったが、他の選手が真似したり、技術をどんどん向上させる前のワールドカップで年間チャンピオンになった「2007-2008シーズン」後の前回五輪であるバンクーバーでメダルが獲れなかったのが、「五輪でのメダル」ということに関すれば、惜しかったということになるのであろう。
里谷多英選手が、長野で金、ソルトレークで銅と「五輪での運に恵まれた」のとは対照的である。
昔話と余談になるが、上村選手が長野五輪で果たした役割のひとつは「モーグルファンが増えたこと」と「インターネットの普及に一役買ったこと」ではないかと思う。
1998年当時、インターネットはまだそんなに普及していなかった。
しかし、長野五輪の公式スポンサーであったIBMのCMに上村選手が起用されて、インターネットの利用者が増えたと思う。
(わたしも上村選手へのファンメールをCMを見て送ったクチである)
https://www.youtube.com/watch?v=V4wlXFd6hxM
まだ、引退して欲しくないけど、さすがに、次はないだろうし、休んで欲しい。
上村選手にお疲れさまと言いたい。
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