以前コンサルティングを担当させていただいた企業の紹介で、ある会社から、個人情報保護法の概要やプライバシーマーク運用のポイントについて、「セミナーをお願いしたい」という依頼がありました。

ひさびさの、比較的、従業員規模の大きな企業さま(約500人)からの依頼でした。

どの業界でも一緒ですが、サービス提供側の産業が成熟してくると、ある程度の企業規模の会社さんは、定期的にコンサルティングを依頼しているいわゆる「お抱えのコンサルタント」がいらっしゃったり、大手のサービス提供側機関が「積極的に営業してまわる」ため、「ニーズ」があっても、零細組織のわたしのところまでは、なかなかそのニーズが伝わってきません。


つまり、よっぽど、私個人が「世間的にも認知されたコンサルタントとしての有名人」でなければ、こちらからアプローチしない以上、仕事が降ってくるようなことは殆どないので、ありがたい話で紹介していただいた方に感謝です。


セミナーは、ギュっと凝縮した内容での依頼でしたので、一般論として、

例えば、


『個人情報保護のための社内ルール』

(1)オフィスにおいて

①お客様の固有データは顧客管理の関係者以外には開示しないでください。

②顧客情報等の秘密情報は個人情報管理者の指示がない限りコピーしてはいけません。

③お客様の固有データ等を電話で話すときは、周辺に部外者がいないか確認してください。

④事務所内に見知らない人がいたら、必ず声をかけてください。

FAXではダイヤルミスまたは記憶間違いなどにより、間違った番号を呼び出して文書やメッセージを誤配信することに注意してください。

・・・・

など


(2)パソコン利用の基本ルール

①パソコンの電源を入れたときに通常の表示画面と異なるなど、画面の様子に異常がないか、変わったところがないか、確認してください。

②許可なく外部ネットワークへ接続するための通信機器をパソコンに付けてはいけません。

③不正に入手したプログラム、使用許諾契約に違反するプログラムをインストールしてはいけません。

・・・・・

など


(3)コンピュータウィルスの防御

①コンピュータウィルスや不正ソフトウェアから情報資産を保護するために、事務所内ネットワークに接続するすべてのパソコン(携帯パソコンも含む)には最新のワクチンプログラムを導入しなければなりません。

パソコンを利用するときは、パソコン起動時からメモリーに常駐する形式でワクチンプログラムを稼動しなくてはなりません。

②ワクチンソフトは、最新パターンファイル、最新バージョンのプログラムファイルが自動的に配信されるように設定しなければなりません。

③コンピュータウィルスによって実害が生じたときは、遅滞なく部門長に連絡してください。

・・・・

など


(4)離席時について

①業務終了時にはセッションを切断しましょう。

②パソコンを使用中に長時間離席する場合、処理を終了して画面をクリアーにしてください。パスワードによる保護対策を実施してください。

・・・・・

など


(5)携帯用パソコンの運用について

暗号化していない秘密情報を記録した携帯パソコンの事務所外への持ち出しはできません。


(6)パソコンの制限

①個人情報は特定のコンピュータにだけ記録できます。

②許可なく外部ネットワークへ接続するための通信機器を特定パソコンに付けてはいけません。

公開サーバーに個人情報を記録してはいけません。

・・・・・

など


(7)バックアップ

 ①個人情報は公開サーバー以外にバックアップしてください。

 ②更新した個人情報は11回バックアップをしてください。

・・・・・

など


(8)個人情報の送受信、運搬

①個人情報の可搬媒体による運搬では暗号化して記録します。

②社外に持ち出す場合は二重の封筒に入れて、中の封筒には拾得者に対する依頼事項(届け出てほしい旨および連絡先、氏名)を書きます。

・・・・・

など


(9)緊急事態の対応

 ①緊急事態が発生したときは、自分で判断することなく、遅滞なく部門長に連絡してください。

・・・・・

など


について、お話しをさせていただきました。


それにしても、こういったことに取組む企業は、前向きな企業だなぁ、と思います。

論理的には、個人情報保護以外も含めて、マネジメントシステムを構築・運用することは、企業活動について、社内の体制強化や外部からの信頼感向上などメリットがあります。

しかし、直接的に取引先や親会社から取組みすることの要求が無ければ「目の前の仕事をこなすことで精いっぱいで、マネジメントシステム構築にかける予算も時間もない」と考える経営者も数多いのが現状です。

世間一般の大方の認識として「体系的なきちんとしたマネジメントシステムを有する会社とそうでない会社であれば、前者から取引(モノを買いたい)したいし、そうするべき」という概念が定着するよう、地道に宗教の宣教師のように活動していかないといけないな、とあらためて感じた週でした。

(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ368号より)


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