先日、日本テレビ系で放送されている「世界一受けたい授業」にも出演経験がある医学博士の先生が、ある講演会で「ランニング界の常識を覆すお話」をされたそうです。

講演の中で「新常識」は、いくつかあり、その中のひとつに「ランニング後のアイシングは不要」というものがあったそうです。


アイシングとは、一般的には、

「激しい運動の後の血流量を抑え、乳酸の発生を抑えたり、負担の大きくかかった関節や筋肉の疲労性の炎症が局所的に起こるのを防ぐ効果」

があるとされています。


また、アイシングは、

「打撲やねんざ、軽いやけどなど、突発的なアクシデントに対する応急処置の方法」

として知られ、ランニングにおいては、

「トレーニングやレースで走った後の疲労感や筋肉痛などの炎症を緩和または予防する効果も期待できます」

と言われてきた。


しかし、「アイシング不要論」では、

◇冷やすことで血管の収縮が起こり痛い部分への栄養の供給が妨げられる

◇冷たい刺激が精神的リラックス効果を妨げて、回復を遅らせることもある

ということらしい。


注:ケガの治療やRICE処置(Rest(安静)、Ice(アイス)、Compression(圧迫)、Elevation(挙上)と応急処置時に必要な4つの処置の頭文字をとった処置方法)は、損傷直後に適切に 行うことで、治癒を早め、復帰を早めることができるらしい。


つまり、スポーツ生理学の世界では、

◇トレーニングやレース後のアイシングは不要

◇ケガやRICE処置の場面で適切なアイシングが必要

ということのようです。


話は少し逸れますが、トレーニング後の「マッサージ」についても、「不要」を唱える人はいます。

具体的な「理屈」は忘れましたが、確か、

◇トレーニングすることで、筋肉は、そのスポーツをするのに必要な筋肉が鍛えられる

◇トレーニングすることで、筋肉は、効果的な筋肉の動かし方を記憶している

そうであるが、

「トレーニング後に、マッサージをすることで、その筋肉の成長機能や記憶機能が損なわれる」

という論法だった気がする。


「常識」と言うのは、効果にある程度の個人差があるものだし、多くの人に「どうやら効果があるらしいぞ」というものがデータや経験上、形成されて「常識」となるわけであるから、「絶対にこうであるべき」と思いこまないことが大事なのであろう。

(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ365号より)


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