2014年1月3日付の毎日新聞によると、水産大手のマルハニチロホールディングスの子会社「アクリフーズ」の群馬工場で製造した冷凍食品の一部から農薬「マラチオン」が検出された問題について、現状では「何者かが出荷前に意図的に混入した可能性が高い」という。
記事によると、
◇アクリフーズとマルハニチロの事故調査委員会は4日から、群馬工場の従業員を対象とした聞き取り調査を始める
◇商品は別々のラインで製造後、工場内の同じ部屋で包装されていた
◇工場には5種類8本の製造ラインがあり、このうち3種類のラインの製品から農薬が検出された
◇ラインはそれぞれ部屋ごとに仕切られ、従業員も担当以外の製造ラインへの立ち入りは原則禁止されている
◇最終的に商品は一つの部屋に集められ、包装がされていた
◇マラチオンが検出された商品は包装後、工場内の冷凍庫内で一時保管され、埼玉県と神奈川県内の三つの倉庫から全国へ出荷された
◇3倉庫の流通ルートすべてから問題の商品が見つかり、また回収した商品の包装に不自然な形跡がないことなどから、工場内で混入された可能性がある
つまり、これらの状況から、工場外での農薬の混入は考えにくく、従業員からの聞き取りを進めるという。
報道では、聞き取り対象者は、パートや派遣なども含め計294人いるという。
農薬のマラチオンは、製造工程や工場では必要としない物質だから、「誤って混入」というのは素人目にも考えにくい。
となると、この農薬は、人為的な意図的な混入と言うことになる。
包装工程が実際どうなっているのか、不明であるが、一般的に考えれば、複数の作業者が従事している。
異臭がすると苦情が寄せられた商品は数十点に及ぶから、意図的に混入させるとしても、それなりに時間を要していただろう。
話は少し逸れるが、食品製造の場合、その製品に異常がないかどうかは、プロセスの妥当性を確認するしかない。
今回の農薬混入事件は、おそらく意図的なものであるが、例えば、商品が「腐っている」「過熱が十分でない」などといった不具合は、目視の検品ではわからないから、製造プロセスが計画通り稼働していたか否かがチェックポイントになる。
そういう観点で考えると、「意図的な異物混入」をチェックするためには、作業者の悪事の抑止効果も含めて、製造工程に監視カメラなど工程をチェックする監視の仕組みも製造プロセスの妥当性チェックには欠かせないアイテムと考えられる。
事件の真相はこれからの調査によるが、アクリフーズの製造工程に「監視カメラ」があったのかどうかも知りたいところである。
(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ366号より)
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