わたしは、決まった「座右の銘」は特にない。

しかし、仕事で、心が少し病んだ時、あるいは、少し、発想を変えたい時に、賢人の名言集を本棚から取り出してパラパラとめくることがある。


先日、パラパラとめくった名言集は、ホンダの創業者「本田宗一郎氏」。

目にとまった「名言」をいくつか紹介させていただきます。


【やろうと思えば人間はたいていのことができると私は思っている】

→人間の持つ可能性


【社長なんて偉くも何ともない。課長、部長、包丁、盲腸と同じだ。要するに命令系統をはっきりさせる記号に過ぎない】

→社長なんて偉くない


【人真似をするな。楽をしたければ人真似をするのも自由だが、そうなると企業は転落と崩壊の道をたどり始める】

→会社を簡単に傾かせる方法


【創業当時、私が「世界的視野に立ってものを考えよう」と言ったら噴き出した奴がいた】

→大きな夢は人に理解されない


【私はうちの会社のみんなに、「自分が幸福になるように働け」っていつもいってるんですよ。会社のためでなく、自分のために働けって】

→自分のために働け


【嫌いなことをムリしてやったって仕方がないだろう。私は不得手なことは一切やらず、得意なことだけをやるようにしている。金をかせぐよりも時間をかせげ】

→嫌ならやらなくていい


【人間が進歩するためには、まず第一歩を踏み出すことである。長い目で見れば人生にはムダがない】

→人生にムダなんてない


【私の現在が成功と言うなら、私の過去はみんな、失敗が土台作りしていることにある。仕事は全部失敗の連続である】

→失敗は成功の土台である


【何かを深く信じれば、誰でも自分の中に大きな力を見つけだし 自分を乗り越えることができる】

→深く信じられるものを持つ


【企業で一番怖いのは社長の無知です。問題は持っている知恵が古くなることです。そうすると、過去がどんなに偉かった経営者でも、会社をつぶすことになります】

→社長の無知が一番怖い


上記の挙げた名言集のことばひとつひとつが、なるほど、と感じるところがある。

特に最後に挙げた「社長の無知が一番怖い」は、大いに実感しています。

わたしは、企業にお伺いして経営者とお話しする機会が仕事柄多いが、成長し続けている企業の経営者ほど、人の話をよく聞く。

たぶん、わたしが話していることの1割も賛同を得ていないかもしれないが、「過去の成功体験がいつまでも通用しない」ということを、経験を含め本能的に理解しているから、わたしのような「耳学問で色々な業種業態を見てきた人」の考え方や発想で「使えるところはないだろうか?」とアンテナを張っているのである。

(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ349号より)


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