「人と同じことをやっても変わらない」「他社と横並びでは飛び抜けることができない」・・・『現状打破』する方や会社は、常にこのような思考でものごとを考えている。
この逆が「護送船団方式」の思考(私はこの方式の思考を“護送船団思考”と呼ぶ)だ。
「護送船団方式」とは、「最も体力のない企業が落伍しないよう、監督官庁がその産業全体を管理・指導しながら収益・競争力を確保すること」を指し、典型的なのは、銀行や保険会社といった産業界が行ってきた方式である。
話を「現状打破」に戻すと、「ものの見方コンサルタント」の川村透氏によれば、「現状打破」するためには、「3つの視点」があるという。
その3つの視点とは、
1)鳥のように全体を見る
2)視点を移動して見る
3)ゼロベースで考える
だという。
確かに、この3つは、自分自身でも「そうだな」と実感している。
私もそうであるが、とかく「考えに行き詰っている」時は、自分では気づかないうちに「極端に狭い視野」でものごとを捉えているのだ。
たとえば、「出張移動スケジュールを検討する時」のこと。
以前なら「紙ベースの時刻表」を開きながら移動方法や時間を練ったものだ。
しかし、最近ではインターネットで「駅すぱあと」などを使って容易に「出発地と到着地」を入力すれば最短ルートを検索してくれて便利だ。
例えば、「東京から札幌に行く」といった単純な移動なら検索システムは便利だ。
ただ、札幌に行った後のその週の移動予定が、例えば、釧路、帯広、函館などの道内各所をまわって、大阪に移動するというような予定の場合、検索システムで調べると、「この行程を全3日間で移動するのは無理だ」というような結論が出てしまう。
しかし、紙ベースの時刻表で日本列島全体を眺めていると、「飛行機だけじゃなくて、新幹線は?寝台列車は?深夜の長距離バスは?どうだろう??」と発想が広がる。
これは「鳥瞰(ちょうかん)」・・・つまり「全体を大きく見渡す」ことによる効果であろう。
「視点を移動する」「ゼロベースで考える」も思い当たる部分は多い。
たとえば、社会人野球の大昭和製紙北海道を優勝に導いた我喜屋優氏(現興南高校監督)は、「当時の常識」である「北海道のチームは弱い」「雪が降ったら野球はできない」といった常識を打破したのだ。
つまり、「雪が降ったら長靴をはいて練習すればいい」「雪で足場が悪いのなら足腰が鍛えられてむしろプラスだ」とこれまでの「あたり前」を一度ご破算にして(ゼロベースで)、ものごとの捉え方を変えて(視点を移動させて)チーム育成指導をしたのだ。
もしかしたら、これは「沖縄出身の我喜屋監督」だったからそのような発想が出来たわけで、当時の道産子なら「冬の野球部が出来ることは筋トレ」という発想しか浮かばなかったかもしれない。
「堂々巡りをしていて、問題解決の糸口が見つからない」時には、
◇鳥瞰思考(広く全体を見渡す)
◇転換思考(ものの捉え方をプラスに変化させる)
◇ゼロベース思考(ゼロの状態から検討する)
といった「3つの視点」で「現状打破」を図ることがひとつの方法なのである。
(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ258号より)
【好評発売中!】
『ちょロジ ニュースで学ぶ7つの思考法』(パブラボ刊)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4434176552/bloglogcom-22/ref=nosim/
【よかったらメルマガ読者登録お願いします♪】↓
(パソコンでアクセスしている方)
http://www.mag2.com/m/0000218071.html
(携帯でアクセスしている方)
http://mobile.mag2.com/mm/0000218071.html