2013123日に開催されたプロボクシングのIBFWBAスーパーフライ級の統一戦は後味の悪い結果となった。

結果は、IBFスーパーフライ級王者の亀田大毅選手は、WBA同級王座を剥奪されたリボリオ・ソリスに1-2の判定で敗れて王座統一に失敗したわけであるが、当初のJBCの説明と違った「敗れた亀田大毅がタイトル防衛」と言う結果だったからだ。


今回の統一戦は、試合前からはドタバタしていた。

ポイントは2つ。

1つは、WBAのチャンピオンであるソリスが減量に失敗して、戦わずしてチャンピオンをはく奪された点

2つめは、ソリスの王者はく奪によるJBCの説明である。


JBCは、当初、

「ソリスが勝った場合」→IBFWBAともチャンピオンは空位

「亀田が勝った場合」→統一王者

「引き分け」→IBF王者は維持、WBA王者は空位

と説明していた。


そのため、テレビを見ていた人も、実況も、解説者も、「亀田敗戦」=「王者陥落」と思っていた。

しかし、試合後、IBFの立会人のリンゼイ・タッカー氏が記者会見を行い、「亀田大毅は、ルールに従いタイトルを保持したままである」と発表したのだ。


確かに、IBFのルールには、挑戦者が計量に失敗、失格となった場合、王者がタイトル防衛扱いとされることが明記されている。

それならば、なぜ、JBCはそのような説明を行わなかったのか?

ざっくりした話であるが、どう考えても、IBFJBC(日本ボクシングコミッション)の意思疎通(コミュニケーション)不足である。


ちなみに、プロボクシングの世界は、世界的には、WBAWBCWBOIBF4つも世界戦認定団体がある。

日本は、20134月以前は、WBAWBCにしか加盟していなかった。

しかし、4月にWBOIBFに加盟したので、この2団体のJBCとのコミュニケーションが悪いのは想像がつく。

しかし、傍から見れば、ただでさえ、4つも世界戦認定団体があり「プロボクシングの世界タイトルの権威」が下がっているのに、当初の説明と違った結果になると、さらに信用失墜である。


個人的には、亀田サイド、IBFサイドの説明を責める人もいるが、わたしは、今回の混乱の責任の大部分は、JBCにあると思う。


それにしても、ここ10年近くに亘って「亀田3兄弟」は、世間を色々な意味で賑わしてきた。

賛否はともかく、結果として、昨日は、3男知毅選手もWBOのタイトルを防衛したことにより、3兄弟そろって世界王者という状態で、賞賛に値する。


しかし、先日の不可解な判定結果とも言える長男興毅選手の王者防衛、次男大毅選手のドタバタ防衛、3男知毅選手の判定での防衛、と試合としては、見ているものには、迫力に欠ける試合だった。

厳しい見方をすれば、プロボクシングにファンが望むのは、「神の左」の異名を持つ山中選手や「ハードパンチャー」の内山選手、「軽量級なのにKO勝利連発」の井岡選手のような試合である。

TBSは亀田3兄弟に10年以上、多額のサポートをしてきた。

しかし、テレビ的な興行としては、現状のままでは、「ドタバタ」や「トリプル戦」といった「試合そのもの以外の部分」で話題性がないと、今後は、成り立たない(視聴率も上がらない)のではないかと思う。


これも個人的であるが、ファンの見たい試合は、特に、亀田興毅選手や大毅選手には、パンチ力など実力的にもう望めないのであれば、5階級制覇や6階級制覇など、勝負としてはつまらないが「判定なら勝つ」試合運びで、日本人が到達していない領域を目指して欲しいと思う。


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