マラソンレースのルールには「他人の助力を得てはいけない」と規定されています。


つまり、レース中に、

◇他人に手をつないで引っ張ってもらって走る

◇他人に背中を押してもらって走る

といった行為は、確実に「×」です。

(正式に許可を得て、盲人ランナーを伴走する場合などは除きます)


微妙な行為は、

◇給水を他人から受け取る

◇過度にアドバイスを受け続けて走る

◇走力のある選手がペースメーカーとして他の選手を引っ張る

などです。


これらは「助力」と言えば、助力と言えないこともないですが、判断が難しいでしょう。


例えば「アドバイス」に関しては、明かに42.195キロ中、絶えず、ランナーの横で、ラップタイムや後続との距離、見た目の身体状態などをランナーに伝え、アドバイスを加え続けるのは問題でしょう。


しかし、沿道のポイントポイントで、ランナーに声をかけてペースやその後の走り方の戦略を伝授する・・・としたらどうでしょう?

おそらく、問題ないでしょう。

けれども、チームメンバーが、沿道に絶え間なく配置してアドバイスを送ったら、どうなるか?

理屈の上では「絶えずアドバイスをしている」ことになりますが、これも、おとがめなしでしょう。


「伴走」に関しては、以前、別府大分マラソンで、2時間30分台の好タイムを芸人の猫ひろしさんが出した時に、積水化学や資生堂、セカンドウインドなどで活躍し、北海道マラソンで初マラソン初優勝を遂げた吉田香織選手(現プーマランニングクラブ)がペースメーカーとして引っ張っていたことがありました。

ただ、この場合も、おとがめなしでした。

「たまたま、前を走っていただけ」といえば、そうも言えるわけです。


実際、男女混合レースでは、特に市民ランナーの場合、チームメンバーやラン仲間が、目標タイムを狙っている仲間を引っ張る(ペースメーカー役として)ことは、あまり派手にアドバイスして、まわりに迷惑をかけていなければ、許容されるギリギリの範囲でしょう。


そして「給水」ですが、以前は、「給水所で係員から手渡しでコップを受け取る」は、「助力行為」と判定されることもありました。

しかし、生理学的に「マラソンレースにおける給水は命にかかわる」ことが、証明された現代社会においては、「係員が手渡しで給水用の容器を渡す」は、「違反行為ではない」とされているようです。

つまり「給水はマラソンレースにおいて必要不可欠なものである」という「前提が加わった」ことで常識(ルール)が変化したわけです。


「常識やルールとは、常識となった当時に、ある前提のもとで作られた概念であり、その前提が変われば、当然、常識(ルール)とされた概念は変化する」ものなのです。

したがって、特に明文化されている「ルール(法律や社内規則、手順なども含めて)」は、定期的に、時代背景と照らし合わせて、現実的なものか否か、チェックを掛けるべきものなのです。

(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ335号より)


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