大学時代に教職課程の授業を受けていた時に、「教師五者論」を教わった。
「教師五者」とは、
1.役者・・・経営にストーリー性を持たせ、社員に知的好奇心やモチベーションを原動力とする自発的で自律した業務活動を推進させる
2.医者・・・社員それぞれの不得意な業務や分野を見抜き、対策を施さなければならい
3.易者・・・社員それぞれがもっている長所を見抜き、それを育てなければならない。
4.学者・・・自ら学ぶ者にならなければならない
5.芸者・・・時には社員をおだて、なだめ、相談してみようという気を起こさせる
(6.忍者・・・教えるのではなく、社員に自ら学ぶ姿勢が重要なのだと気付かせるために、忍者の修行のように、耐え忍ばなければならない)
である。
6.は数学者の秋山仁先生が言われていたことですが、つまりは教師は、さまざまな立場を兼務している生徒にとって、最高位のリーダーである、ということなのだ。
社会人になって、仕事柄、さまざまな組織を拝見する機会に恵まれたが、優れた経営者は、この「教師五者」がしっかりできていると感じる。
リーダーの役割であるリーダーシップとは組織が進むべき正しい解答を社員に与えることではない。
経営とは、リーダーも含めて誰にも簡単な解答が見つからない難問だからこそ、リーダーシップが必要になることを知っているし、心得ている。
これもコーチングの講習会などでよく耳にするので、ご存知の方も多いと思うが、「リーダーシップ(Leader Ship)発揮のための力量」は、それぞれの頭文字をとって、次のように言われている。
「Leader Ship」とは
Listen:傾聴力
Explain:表現力
Assist:支援力
Discuss:対話力
Evaluate:客観力
Response:応答力
Sincerity:誠実力
Health:健康力
Intelligence:知力
Personality:人間力
「リーダー」は、上記の力量について、常に、自分の強みや短所をしっかりと認識し、強みを伸ばし、短所を補強するといった自己啓発に日々勤しむことが重要なのである。
(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ334号より)
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