ウソかホントか定かではないが、ワイドショーネタやファッションなどトレンド、つまり「流行りもの」は、たいていのものは、広告代理店の大手「電通」が作ってきたとも言われている。
つまり、電通が「テレビや雑誌などのマスメディアを通じて自作自演の情報を流し時代を作ってきた」というのだ。
かつては、読売テレビでアナウンサーや解説委員長を務め、現在は、ジャーナリストでフリーキャスターの辛坊治郎氏が、司会を務める「たかじんのそこまで言って委員会」で、「フジテレビの韓流偏光番組や報道について、それを問題にした俳優をはじめ、世間で非難の声が高まっているが、もしかしたら、自局の番組の視聴率を上げるための壮大な話題作りかもしれない」といった趣旨の発言をされていた。
要は、テレビ業界で仕事をする人にとっては「日本国民を躍らせることは、ある意図を持った人々による自作自演で可能である」ということが、実感としてあるのだろう。
「流行を人工的に作る」というこの考えは、ビジネスの世界において「時の変化に対応するだけではダメで、時の変化を自ら作ることが必要だ」という考えがある。
もちろん、電通のようなマスメディアを牛耳ることができる立場の大企業が、「自作自演で流行を人工的に作る」ということがあるとしたら、倫理面で疑問符がつくかもしれないが、発想としては「あり」だし、重要である。
話を戻すが、「時の変化に対応する」という発想は、もちろん重要である。
例えば、公共事業の発注者である国や自治体にとって、「すぐれた業者」とは、「発注者が作成した仕様書通りの業務を愚直なまでに確実にこなす力があること」だった。
しかし、いまでは「決められた仕様を愚直なまでに確実にこなす業者」は、必ずしも「優れた業者」として評価はされない。
結論からいえば、今では、コストメリットや安全性、利便性などについて「技術提案」を出す能力がなければ、「すぐれた業者」としてみなされない。
こうした「時の変化」は、ひたひたと静かに深耕されていくものなので、その「変化を敏感に捉える」、つまりは「風を読む力」がなければ、気づくと時代遅れのビジネスモデルに固執して失敗することになる。
ただ、「契約型のビジネス」に関しては「時の変化を敏感に捉えて対応する」でOKであるが、「市場型のビジネス」に関しては、確かにそれでは、不十分である。
結論からいえば、市場型ビジネスの場合は、冒頭の話題のように「流行を作る」あるいは「顧客が自分自身でも気づいていない潜在的なニーズや期待を捉えて対応する」という発想に基づく事業戦略が重要になってくる。
2011年9月20日にテレビ東京系で放送された「ガイヤの夜明け」では、『消費者を科学せよ!~客を呼ぶ秘密は「行動観察」~』というテーマで北海道日本ハムファイターズや紀伊国屋書店本町店の問題解決に取り組む産業総合研究所や大阪ガス行動観察研究所(松波晴人所長)を取り上げていた。
この「行動観察」は、「消費者の一挙手一投足を観察」することで、「いまの仕草や行動には何の意味があったのか」「その行動の原因は何か」を探ることになるので、まさに「消費者の潜在的なニーズや期待」を正確に捉えるカギとなる観察である。
発注者や消費者、お客様といった「顧客」のハートをがっちりつかんで、ビジネスとして成功するためには、自らのビジネスが契約型なのか市場型なのかを理解し、そして、「顧客の変化を敏感に捉えて対応するべき」なのか「顧客の潜在的ニーズを的確に捉えて対応するべき」なのか「顧客を踊らせるような話題を自作自演して対応するべき」なのかを見極めて戦略と戦術を計画することが必要である。
もちろん、それ以前に「クレーム情報を記録し、社内でその情報共有して、改善する体制がない」企業や「顧客がクレームなど不満を抱いていても気づかない」社員がたくさんいる企業もあるので、「自らの組織の現状は今どうなっているか」を把握・認識することも重要である。
(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ247号より)
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