20131017日、女優米倉涼子さんのハマり役であるドラマ「ドクターX~外科医・大門未知子~」の第2シリーズが始まった。

このドラマは特定の病院や医局に属さないフリーランスの女性外科医の活躍を描いた作品だ。


米倉涼子さん演じる大門未知子は、履歴書の特技に「手術」、趣味「手術」と書いてしまうほどの「手術好き」で、決め台詞は「私、失敗しないので。」。


また、

◇勤務時間8時~17時

◇年俸約1200万円

◇時間外労働は時給3万円

という労働条件を突きつけ、

医師免許を必要としない雑務、

◇論文・研究ののお手伝い

◇学会発表のお供

◇教授の愛人の隠ぺい工作

◇掃除や書類の整理

◇飲み会のお付き合い

◇ゴルフの送迎

などについては一切

「致しません」

という方針で、わたしももちろんその中の一人であるが、視聴者をスカっとした気分にさせるのだ。


ただ、「フリーランスの組織に属さず群れないドクター」というキャラクターを強調させる意味はあるし、テレビだから「カッコイイ主人公」であるが、ここまでの労働条件を出され、「致しません」ときっぱり言われれば、実際の職場での人間関係はひびが入るだろうなぁ、と思う。


話は少しずれるが、「私は嘘がつけないからはっきり言う」とか「正しいことをはっきり言うことが絶対の正義」と信じて疑わない人は、世の中に結構いる。

もちろん、「素直に生きること、正直に生きること」は大事である。

しかし、現実の社会では「場を読み、まわりの人間関係や発言に対する影響」を想定した思慮深い発言も「おとなの行動」である。


例えば、私の知り合いで、SNSのひとつフェイスブックのイベント機能を利用した「告知」について、自分の記事で「苦言」を呈した人がいた。

確かに、イベント機能を利用して、自分のイベントに関係する友達に告知をバンバンしてくる人がいる。

ただ、「業者が送ってくるダイレクトメール」と違い、リアルな友達の場合、「イベント告知がうるさいな」と思ったら、基本、「無視」すればよい。

また、「友達に注意しよう」と思えば「個別のメッセージ」で「私には送らないで」と伝えればいい。


しかし、「私にはイベント告知は不要」「告知するなら記事として上げて」と友達が全員見ている記事で「自分の主義主張」を上げれば、「イベント告知をした人を公衆の面前で批判する」ことになる。

本人は「わたしは正論を言ったまででネットマナーの悪い人に注意しただけ」となんの問題意識も持たず、逆に「晴れ晴れとした爽快な気分」になっているかもしれないが、まわりは「注意するなら個別に言えばいいし、友達が案内している告知なんだから、必要無ければ無視すれば」と逆に「うるさい人だな」と評判を落とすであろう。


他の例でいえば、わたしもよく目の当たりにするのが「上司が部下に対する食事のお誘い」である。

セクハラやパワハラに繋がるレベルの「執拗なお誘い」は別であるが、ふつうのコミュニケーションとしての「昼食どう?」とか「帰りにみんなで軽く一杯?」といったお誘いに「私は労働時間以外の付き合いはしない主義なので」といったら、人間関係は悪くなる。

こういう場合は「今日は用事があるので・・・」とか「習い事があるので・・・」と濁して断るのが日本の場合は正攻法であろう。

数回こういうことが続けば「あっ、この人は仕事以外の付き合いはしない人なんだ」と上司も「大人の判断でお誘いしないようになる」のが人間関係を悪くさせないコミュニケーションである。


わたしは、コンサルタントとして、ビジネスにおけるコミュニケーション手法を指導したりアドバイスする立場にある。

その場合、商取引においては「筋道を立ててわかりやすく」のロジカルシンキングが王道であるが、職場や仕事関係者とのプラスαのコミュニケーションについては、「日本式の答えを曖昧にして相手に察知してもらう」コミュニケーションスキルも非常に重要であると思う。

(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ355号より)


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