2013年10月8日に、東京・三鷹市で警察にストーカー被害を相談していた高校3年の鈴木沙彩さんが殺害されました。
結果論からいえば、もしかしたら、池永チャールストーマス容疑者へ警察は確認の電話を入れているというから、「電話により犯行への決断を誘発した」のかもしれない。
警察庁長官は記者会見で「なぜ尊い命を救えなかったのか、真摯に確認作業を行ってもらいたい」と話したというが、まさに、警視庁に徹底した捜査プロセスの検証を行い、改善すべきである。
この事件に関連して、10月10日に、プロ野球千葉ロッテマリーンズに所属する神戸拓光外野手(28)が自身のツイッターで「被害者への侮辱と疑われる一文を投稿したとして、球団から厳重注意(口頭)を行った」という報道がされていました。
各メディアの報道によると、
◇この件で球団に抗議電話が多数あった
◇林球団本部長は、「私としても許し難い内容。関係者の方に大変申し訳ないことをした」と謝罪した
◇神戸選手は、そのツイッターを削除して、謝罪文を出した
とあった。
早速チェックしてみました。
神戸選手のツイッターは、すでに削除されていましたが、ネットで調べると、投稿内容が出てきました。
http://getnews.jp/archives/432864
ツイッターへの投稿で神戸選手は、
◆TVで報じられないあんな画像が流出している
◆可愛いフリしてやることやってる
◆自業自得
◆可哀そうとは1mmも思わない!
◆なるべくしてなった
といった書き込みがされている。
日本には表現の自由がありますから、何を発言するのも根本的には自由です。
ただ、プロ野球選手という「公人」であり、その発言は多くのファンをはじめ世間が一般人より遥かに注目されています。
事件の真相は今後解明されていくこととは思いますが、現時点で、神戸選手本人の立場と被害者遺族の心情を考えたら「不適切な投稿」と言わざるを得ないでしょう。
では、神戸選手の「謝罪文」を検証してみましょう。
謝罪文は、「不適切投稿」をしたツイッターで投稿されていました。
投稿内容は、
(以下引用)
「今朝は不適切な発言をしてしまいまして大変申し訳ない事をしてしまった事に気付き深く反省しています。関係する方々に深くお詫び申し上げたいです。」
(引用ここまで)
https://twitter.com/kobe_takumi55/status/388239497512488960
う~ん。。。
確かに「謝罪」はしていますが、「謝罪」としてどうでしょう??
まず、謝罪媒体ですが、神戸選手は、ツイッターのアカウントとブログのアカウントを持っています。
「不適切発言」は「ツイッター」からですが、ツイッターは文字数の制限(140文字)があるので、謝罪文自体が短くなるのは、止むを得ません。
(神戸選手の謝罪文は69文字)
不適切発言を発信したのが「ツイッター」だから「ツイッターユーザーに謝罪を発信する」というのも大事でしょう。
ただ、各メディアの報道で不適切発言について多くの人が知ることとなった現状を考えれば、きちんとした文章が掲載できる「ブログ」や「球団ホームページ」を活用するべきではないだろうか。
神戸選手のブログ(※こちらには現時点で謝罪文はありません)
http://ameblo.jp/takumi-kobe55/
謝罪文に含めるべき原則的な内容は、
「社長限界でしょ」(謝罪、調査結果、原因の明示、改善策の明示、処分内容)
であるが、もちろん、文字数の制約があるとはいえ、現時点で神戸選手の謝罪投稿にこれらの説明はなく、謝罪や反省として誠意が薄く感じる。
(「社長限界でしょ」の詳細は、ブログを参照ください
http://blog.logcom.jp/?day=20070630
)
神戸選手は、この原則に沿った謝罪文をきちんとした文章で発表するべきではないかと思う。
(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ354号より)
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