ある会社に監査にお伺いした時のこと。
その会社は、ある大企業の代理店なのであるが、ちょうど、「代理店監査」の日とぶつかった。
その会社は、大きな会議室が複数ある訳ではないので、お客様用の接客ブースを仕切って、互いの監査をすることになった。
すぐ近くで2つの監査が行われているから、意識せずとも、やり取りが聞こえてくる。
そして、双方の監査員が、「お忙しのに監査が重なってすみません、すぐに終わらせますから・・・」と恐縮しまくり。
「会話内容は丸聞こえ」であるが、正確には「どちらの監査にも守秘義務」はあるが、場所がないからしょうがない(笑)
相手の監査を見ていて感じたのは、相手の方は、完全に「業務ルールを知っているか」「その通り実施されているか」の業務監査なのであるが、イメージしていたより、かなり友好的な雰囲気で監査を進めている。
つまり、まったく、ピリピリ感がないのだ。
その監査員の話し方も非常にソフトで安心感があり、説明の仕方も上手いから、納得感もある。
近くで聞いていたわたし「ふむふむ」と感じたぐらいである。
あとで、お客さんに聞くと、この監査員が監査に来られるのは2度目なのだが、いつも「答えなければならないことを誘導してくれる」ので助かるとのこと。
監査の原則論としては「誘導尋問的質疑」はマズいのである。
しかし、被監査側に「なるほどね」「そっか、気をつけよ」という気づきを促す結果になっているのであれば、ピリピリ感での監査を実施して「おっしゃる通りだけど、なんかムカツクな」となってやる気を削ぐより、結果としては良い。
話は少し脱線するが、面白かったのは、ノベルティグッズの管理方法。
ネットオークションで売りさばかれるリスク対策なのか、シリアルナンバーが入っていて、管理が求められていたのだ。
特に、ディズニーとタレントを起用したグッズに関しては、「商標や肖像権」など権利が絡んでいて、徹底管理を企業も求められており、代理店監査の主要項目にもなっているそうなのだ。
なかなか、宣伝用にタレントや人気キャラクターやタレントを起用するのも難しいものだなぁ、と思います。
(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ349号より)
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