2013年9月28日付の朝日新聞デジタルによると、
『2013年9月、岐阜県可児市の市立小中学校の2校で給食に出されたパンにコバエが混入し、市学校給食センターが児童生徒にハエを取り除いて食べるよう指導していた』
という。
記事によると、詳細は、
◇可児市教育委員会によると、混入したのは体長1~2ミリの「クロバネキノコバエ」
◇9月2日に市立蘇南中の丸パンに1~4匹の混入を生徒が見つけた
◇丸パンの個数は不明
◇9月9日には、市立東明小でクロワッサンへの混入を児童が見つけた
◇異物のあったクロワッサンは、約100個で、1個当たり1~4匹入っていた
◇学校から連絡を受けた学校給食センターが「コバエは毒性がなく安全上問題がない」として、取り除いて食べるように指導した
という。
学校給食センターのマニュアルでは、異物が「数十件」の場合、「混入のあった料理等の飲食を中止する」と規定されているそうなので、「異物混入のクロワッサンが約100個(件)あった東明小学校の対応」である「異物を取り除いて食べる」は間違いなのである。
具体的なマニュアルの記述は不明であるが、例えばパンの場合「異物混入のパンの数が数十件」なのか「ひとつのパンに異物混入が数十件」なのかも、もしかしたら不明確な規定の記述なのかもしれない。
実際のところ、給食センターから配られたパンを学校側が受入検査するわけではないから、生徒がパンから異物を見つけても、蘇南中学のように「異物混入が認められたパンがいくつあったのか?」をカウントするのは、実際は難しいことであろう。
記事では可児市教委の篭橋義朗事務局長は「東明小の場合、取り除いて食べる指導は間違いだった。早急にマニュアルを見直す」と語っているそうであるが、見直すのであれば、「パンを配膳してから食べるまでの手順」を見直さないとであろう。
例えば「パンを配膳し、いただきますの号令の後、パンなどに異物がないか確認する。遺物が発見された場合は、一時、生徒全体の食事を中断して、他のクラスを含めて、異物のあるパンの数をカウントする」(※個人的には、そんな面倒くさい給食の手順は嫌いだが)とでもマニュアルを見直さない限り、「異物混入のパンの数」はカウントできないであろう。
わたしが訪問している会社に給食用のジャム製造工場があったが、工場でお聞きした話では、学校で先生が給食を食べる前に「はい、みなさん、ジャム(小分け包装)を光に透かして異物がないか確認してください」と合図してから食べだすそうだ。
わたしの時代には、なかった「給食の手順」である。
ただ、実際、学校からクレームを受けて、学校で「異物あり」と判断されたジャムをチェックすると「マーマレイドの皮の色が単に変わっていただけ」だったり、「オレンジのスジが入っているだけ」だったりするケースが多く「殆どの場合は異物ではない」ことが多いそうだ。
したがって、「異物とは何か」を先生はもちろん生徒にも教育する必要がある。
それにしても、ひと月に2度も学校給食センターで、「パンに多数の異物混入報告」があるのも異常である。
学校給食センターは、パン製造工場の製造基準の見直しや改善要求とパン製造工場の評価選定の見直しも併せて必要なのではないかと思う。
(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ353号より)
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