「モチベーションが上がるワクワク仕事術」(小林英二著 シーアンドアール研究所刊)によれば、『リーダーシップの5原則』とは、

1)相手個人ではなく事実に焦点を当てて話す

2)相手の自信と自尊心を尊重する

3)周囲との建設的な関係を大切にする

4)改革・改善のためのイニシアティブを発揮する

5)自ら実践して模範を示す

なのだという。

(※「相手」は「部下」と解釈した方が分かりやすいです)


それぞれの項目について、私なりの解釈も含めて説明してみました。


1)相手個人ではなく事実に焦点を当てて話す

→まさに「失敗した当事者を責めない」の精神です。

わたしは「感情的思考と論理的思考」の考えで説明しますが、とかく、人は、感情が優先して、問題が発生すると、悪気はなくても、個人攻撃になりがちです。

しかし、リーダーは全体を俯瞰して、論理的にものごとを捉える事が重要です。

つまり、「問題はなぜ発生したのか?」「問題の原因は何か」「問題を繰り返さない為には何をすべきか」を考えるのです。


2)相手の自信と自尊心を尊重する

→「ビジネス」と「プライベート」を切り分けたとすると、あくまでも「部下」は「ビジネス上の役割として「部下の役割を果たしている」にすぎません。

しかし、部下は、リーダーの命令にしたがって動くため、とかく「手下扱い」しがちです。

部下との相互理解と互恵関係が仕事においての良好な人間関係を築くのです。


3)周囲との建設的な関係を大切にする

→リーダーは組織内の人間関係を建設的に円滑にし、創造力を生み出しやすい環境を作り出せるよう、調整していくことが重要です。


4)改革・改善のためのイニシアティブを発揮する

→ふつうは、誰しも「変わること」を面倒に思います。

しかし、組織は「成長し続けること」が基本であり、成長のためには「改革・改善」は必須です。

組織が成長(進歩)する必要が無いのであれば、「ビジョンを語り、改革・改善を主導する」リーダーは不要、となってしまいます。

組織成長への熱い想いが無い人にリーダーは務まりません。



5)自ら実践して模範を示す

→リーダーが「熱い想い」を語っても、何も動かなければ「口だけじゃん」といわれ、部下からの信頼は得られません。

先頭を切って、新たなことにチャレンジするからこそ、部下は信頼してついてくるのです。


話は、「リーダーシップの5原則」から、少し逸れますが、わたしがコンサルタントになった頃に「リーダー(Leader)の役割とは次のような6つの役割ができることだ」と教わりました。


それは、

「LEADERとは?」

L:部下の話を良く聞く( Listen )こと。

E:仕事の指示は部下が納得するまで説明( Explain )すること。

A:部下の仕事に対して援助、支援( Assist )すること。

D:仕事の中味、進め方について部下と討議・議論( Discuss )すること。

E:部下の行った仕事を評価( Evaluate )すること。

R:部下の行った仕事に対して責任( Responsibility )をとること。

なんだと。


新米管理職だけでなく、ベテラン管理職の方、または経営者の方も、上記の「リーダーシップ5原則」や「LEADERとは」に照らし合わせて、自己チェックしてみてはいかがでしょうか。

(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ323号より)


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