プロ野球パシフィックリーグの2013年シーズンは、球団創設9年目の楽天が優勝した。
優勝を決める試合の最終回は、開幕22連勝の絶対的エース田中将大投手。
ランナーを背負って、少し冷や冷やしましたが、最後は空ぶりの三振で締めくくる絵になる優勝決定シーンでした。
弱小球団と言われた「楽天」が優勝できた理由は、きっと、これから各スポーツコラムで取り上げられていくでしょう。
結果から素人目には、
◇田中投手の無傷の開幕22連勝で、田中投手だけで貯金が22もできたこと
◇打者の補強として、ジョーンズ、マギーの大物外国人助っ人を入れ特典力がアップしたこと
の2点が強くなった大きな影響と言えるだろう。
ただ、もう少し深掘りしてみると、例えば、田中投手の22連勝にはそれなりの理由があったように思う。
すっかり忘れちゃっていますが、今年の楽天の開幕投手は新人の「則本投手」であった。
これは、WBCの日本代表に選ばれた田中投手の肉体的&精神的疲労を少しでも癒す時間を確保するためだったに違いない。
しかし、結果として、田中投手を開幕投手にしなかったことにより、対戦相手のピッチャーがエースではなくなった。
これは大きい。
いくら田中投手の今シーズンの防御率が1.23(9月25日現在)と抜群の数字を出していると言っても、相手投手がエースクラスで、楽天打線を「ゼロ」に抑えていれば、開幕22連勝などできないわけだ。
星野監督が意図したのか、たまたまそうなったのかはわからないが、このローテーション効果により、「貯金」はたまりにたまったのだ。
また、星野監督の「チームの統率方法」も変わったと思う。
中日、阪神の監督時代は「星野監督=鉄拳制裁」と言うイメージが強かった。
つまり、「選手は近寄りがたい存在」だったと思う。
しかし、今シーズンは、テレビで見ている限り、親しみやすい監督だったと思う。
これは、ノビノビとプレーする雰囲気を生み、若手選手の多い楽天にとって効果があったと思う。
最後に「チーム育成方針」に経営サイドが歩調を合わせたことも幸いしたと思う。
星野監督の就任後のスタンスは、「投手力の強化」そして「打撃力の強化」だった。
Kスタ宮城は、今シーズンが始まる前に、球場を改修してフェンスを前に出した。
そこに大物助っ人が加わり、打撃力はさらに効果を増したわけである。
さて、問題は、楽天がCSという短期決戦をどのように戦うかである。
ちなみに、星野監督は、リーグ優勝経験はあるが、日本一は未経験。
結果からみれば、短期決戦は苦手な監督である。
CSはどのような戦い方をするのか、目が離せない。
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