SNS(ソーシャルネットワークサービス)が発達して、遠くに離れている友達との交流も、容易になったな、と思う。


話は少し逸れますが、40代前後にもなると、SNSをきっかけに「高校卒業以来20数年ぶり」というような「何十年も会っていなかった友達」に会いたくなる。

私のまわりでも、「この間、中学の同級会があってさ・・・」といった話をよく耳にする。

この年代は、仕事も家庭もある程度落ち着き、「ところで昔の仲間はどうしているのかな?」「あいつは、今何しているんだろう?」ということが気になって、行動に移せる年代だ。

20代だと、「ひさしぶり~感」より「出会いを求めて感」が強い。


ただ、意外と、一度会ってしまうと「熱が冷めるケース」が多く、昔の仲間が集った時は「これからは年に一度ぐらいは会いたいよね」と誰かがいい出して、翌年も「企画」されるが、出席者は結構減る。

おそらく、「一度会えば、あと10年ぐらいはいいや」という気持ちや「SNSを通じて近況はかなり知っている」という想いがあり「毎年会おう」というモチベーションになかなかならない人も出てくるのだろう。


さて、標題の「ミクシィ疲れ」であるが、IT用語辞典によると

「ミクシィ(mixi)のコミュニティにおける繋がりを、逆に負担と感じるようになってしまい、急にミクシィでの活動をやめてしまう現象のこと」

とある。


つまり、


◇記事をアップしてコメントをもらったユーザーはお礼代わりに相手の記事にコメントを残すことが多い


◇この「コメント返し」がエスカレートすると「コメントを返すことがあたかも義務であるかのよう」になり、ユーザーにとって負担に感じるようになる


◇ミクシィには「あしあと」機能がありアクセス履歴が残るため「返答が催促されているよう」に感じるケースもあり


◇このように「心理的負担」が重なると「それまで熱心に日記やコメントを書き込んでいたユーザー 」が、突然糸が切れたように記事の更新を止めてしまう


ということになるのだ。


これは、フェイスブック(FB)でも同じである。

友達などがアップした記事が「タイムライン」で表示されるので、時間が経過していたり、コメントがしばらくない記事は、どんどん下にもぐってしまうので、「お友達」が増えると「記事を見逃す」ケースも多い。

すると、会った時に話についていけなくなるので、こまめにフェイスブックにアクセスして記事をチェックしたり、「まとめ読み」をすることになる。


「息抜き」となるのであればいいが、極めてまじめに、これをやると、時間が膨大にかかり、他のことが何もできなくなってしまう。

特に、夜に記事を更新すると、更新した途端、「いいね」(記事を読んだ確認、あるいは、記事の内容がよかった場合にクリックする行為)がどんどん増え、コメントもじゃんじゃん入ってくる。

これに「返さなくっちゃ」と真面目になってしまうと、「返したコメントにまたコメントが入る」と言う状態がしばらく続き、2~3時間、パソコンの前から離れられなくなったりする。


それと「ミクシィ」でも「フェイスブック」でも「嫌になってしまうケース」として意外と多いのが、「アップした記事にコメントしてくれた友達のコメントに他の友達から批判的なコメントが入るケース」である。

SNSの特性上、記事を更新した人は「近況報告」が一番のメインではあるが、「こんなことしていました自慢」や「友達から認知されたい」という欲求が根底にある。


それと同時に、記事にコメントする人も「わたしはあなたの近況に関心がありますよ」「もっとこうした方がいいですよ的助言アピール」など「記事をアップした人あるいはその関係者に対して認知されたい」と言う欲求がある。

したがって、意図しているのか、そうでないのかはわからないが、「コメントに対する批判的コメント」に記事を発進した人が、たがいに気を使って、嫌気がさしてくるのである。


例を挙げれば、

A:「今度、名古屋に行くんだけど、美味しいお店を皆さま教えてください」

B:「やっぱり名古屋と言えば、ひつまぶしでしょう。××が美味しいですよ」

C:「××は、名前は有名だけど、美味しくないし、東京にも支店があるから、わざわざ名古屋で行く必要はないですよ~」

・・・

といったやりとり。

BCが「気心知れた仲」であれば、このやりとり自体に問題ないケースもある。

しかし、よくありがちなのは、BCAとは繋がっていて親友ではあるが、BCは直接的には面識がない、あるいは、あっても親しい知人関係ではないケースである。

このようなやり取りがあった時、Aはせっかく時間を割いて情報を寄せてくれたBにも気を使い、正反対の情報を寄せたCにもBの立場を気にして気を使う・・・というようなことになる。


こうなると、こういう人間関係が煩わしく感じる人「人に聞かずに自分で調べよう」となり、FB活用頻度が徐々に減ってくるのだ。


それにしても、SNSは「誰と誰が繋がっているか」「コメントやいいねがあるか」「コメントののニュアンスは以前とどう変わっているか」などをちょっと細かくチェックしていると、その人の本性や性格など「人間模様」が見えてくるので面白いし、怖い。


月並みではあるが、中毒にならない程度の「ほどほどの活用」をするのがSNSには必要だ。

変な話、仕事が忙しくて、1週間ほど、まったくフェイスブックにアクセスしなかったことがあるが、大きな支障は特に生じなかった。

「ちょっと中毒気味活用になっている」と自覚症状ある人は「いいねをしない人」「コメントをしない人」キャラを確立して、要所要所で「ずばっとコメントする」という立ち位置をとってももいいと思う。

こうした「自分流の活用方法の確立」こそが、SNS利用による時間の無駄使いを招くことなくなく、適切な「コミュニケーションツール」として活用できるポイントなのであろう。

(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ345号より)


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