2013年9月10日付のJ-CASTニュースが「フジテレビがひどすぎる」とした記事を掲載していました。
記事によると、
◇ゴルフの松山英樹選手が今季3勝目をあげた「フジサンケイクラシック」で、プレーオフ2ホール目の途中で番組を打ち切った(2013年9月8日)
◇フジテレビは「松山人気」を当て込んで大会前から番組を宣伝していた
◇その後の「みんなのKEIBA」が始まって20分過ぎに、ウイニングパットのシーンだけを放送でお茶を濁した
◇8月に行われた「世界柔道」大会2日目(日本時間8月28日)の男子66キロ級と男子60キロ級の決勝に日本人選手が勝ち進んだのに生中継を打ち切った
◇後番組の「めざましテレビ」内で中継が再開された時には、すでに決着がついていた
◇スポーツ番組だけではなく、さらに深刻なのはドラマやバラエティーの不振
◇2013年8月の平均視聴率では、日曜劇場「半沢直樹」が好調なTBSに抜かれ、とうとう4位に転落した
◇1982~1992年に11年連続、2004~2010年に7年連続で「視聴率3冠」を獲得した姿は見る影もない
という。
フジテレビ内を、きちんと調査したわけではないので、各メディアから漏れてくる一般的情報の範疇で評価すれば、この「凋落傾向の原因」は、
◆視聴者重視の姿勢が失われている
◆「楽しくなければテレビじゃない」のコピーで黄金期を支えた人が昇格して経営陣となり、社員が経営陣を見て仕事をしている
◆黄金期を支えたタレントやタレント事務所との「しがらみ」があり「新たな人材発掘」や「新たな挑戦的な番組」が制作できていない
などではないだろうか。
フジテレビは、かつてのキャッチコピー「母と子のフジテレビ」から、1980年代に「楽しくなければテレビじゃない」というキャッチコピーに変えた。
フジテレビ黄金期は、起用するタレントのキャラクターで、「視聴者が楽しめる番組」が経験主義的に結果としてできていたのだろう。
しかし、視聴者目線を軽視し、上ばかりを見ている「ヒラメ族」が増えると、「視聴者がしらけているのに自分達(上層部)は面白いからOK」というパターンになってしまいがちだ。
現在の状況をきちんとデータ分析して、経験主義のみに頼らず、「視聴者の真のニーズ」を認識して欲しい。
また、「上層部ばかりを見て仕事をする」、「しがらみに囚われた企画・制作やタレント起用をする」は愚の骨頂である。
経営の基本「顧客重視」の姿勢で、仕事に対する姿勢をフジは本気で見直すべき時期に来ていると言えるのだろう。
(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ350号より)
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