東京での開催は1964年以来なので、56年ぶりの開催となる。
結果からみると、第1回目の投票が、
◇東京 42票
◇マドリード 26票
◇イスタンブール 26票
2位を決める(落とす3位を決める)2回目の投票が、
◇イスタンブール 49票
◇マドリード 45票
候補地を決める3回目の決選投票が、
◇東京 60票
◇イスタンブール 36票
となり、東京が圧勝したことになっているが、「タラレバ」で考えると、「東京とマドリードの決選投票」となったら、2都市は、もう少しせったのではないかと思う。
投票時点でのマドリードの最大の誤算は、「1回目の投票で、イスタンブールと同数になって3位を決める決選投票になったこと」である。
こうなってしまうと、東京票がイスタンブールに流れ、今回の結果になったということだろう。
あと、「結果よければすべてよし」的に、日本の最終プレゼンは、メディアを中心として、評価されている。
確かに、見る者(IOC委員)を引きつけるオーバーアクションや豊かな表情は、ロンドン五輪、リオデジャネイロ五輪招致に成功したイギリス人コンサルタント(ニック・バーレー氏)のアドバイスのおかけでであろう。
ただ、私には、「攻めは強いが守りは弱い」と感じた。
悪口を言うわけではないが、経営者としてミズノの元社長である水野正人氏(東京五輪招致委員会副理事長)は私は評価している。
しかし、プレゼンを見る限り、典型的な「アピールはうまいが人の話をちゃんと聞けない経営者」の典型だ。
質疑応答で、コンパクト五輪をアピールした東京に対して、「選手村からの具体的なアクセス方法」を聞かれたのに「日本の交通網の正確性は世界一」的な回答で、「それじゃ、質問者の聞きたいことの回答にはなってないぜ」とテレビの前で、突っ込んでしまった。
(さすがにこれではヤバいと思ったのか、猪瀬都知事が日本語で補足していた)
水野氏に限らず、安倍首相の回答もイマイチ。
みな、一生懸命にリハーサルを繰り返し、「攻めパート」は、ほぼ完璧だったが、「守りパート」は50点じゃないかと思う。
話はそれるが、日本での五輪開催は、冬季も含めると、2020年の東京開催で4回目となる。
過去の聖火者は、
1964年の東京五輪(夏季) 坂井義則氏
1972年の札幌五輪(冬季) 辻村いずみ氏、高田英基氏
1998年の長野五輪(冬季) 伊藤みどり氏
であった。
伊藤みどり氏は、1992年開催のアルベールビル五輪のフィギュアスケート女子の銀メダリストだから、「なるほどね」であるが、東京の坂井氏、札幌の辻村氏、高田氏は「なぜ選ばれたんだろう??」と昔から疑問に思っていたので、調べてみました。
すると、坂井氏の場合は、誕生日が「1945年8月6日」。
つまり「広島原爆投下の日に生まれている五輪選手」という理由らしい。
つまり、当時、敗戦から19年経過していたが、やはり「初のアジア開催」「平和の祭典」の象徴として,坂井氏が選ばれたのであろう。
辻村氏(フィギュア選手)と高田氏(バレー選手)は、当時札幌市内の高校1年生。
「未来の五輪候補」として、地元高校生を最終聖火者にしたのだろうか?
2020年の最終聖火者は、どんな理由で、誰が選らばれるのだろうか。
「東北復興」という観点で、最終プレゼンでも大活躍したパラリンピック陸上女子幅跳びの「佐藤真海氏」という可能性もあるのではないだろうか。
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