2013年8月15日、終戦の日に、京都府福知山で開催が予定されていた花火大会の会場で、開会直前に爆発事故が起き、58人が病院に搬送されたという。


2013年8月16日付の両丹日日新聞の報道によれば、

◇爆発発生は、午後730分から福知山花火大会が予定されていた直前

◇場所は、福知山市音無瀬橋下流の由良川河川敷で、露店屋台のプロパンガスが爆発

◇けが人は、子どもを含む58人で重軽傷者が発生

◇この爆発で、花火大会は中止

◇会場一帯には約300の露店が出店していた

◇特に音無瀬橋の下には多数の露店屋台が並び、そのうちの一つのプロパンガスボンベが爆発した

2回の爆発音が確認されていて、一時は大きな火柱が上がった)

◇福知山花火大会は北近畿で最も大きな花火大会として人気が高い

◇主催する福知山商工会議所によると、昨年は11万人の観客が訪れた

という。


最初に、この報道を耳にした時は、「花火の火薬の爆発」かと思ったが、実際には、露店のガスボンベまたは発電機用のガソリンに引火したと言う可能性が強いようだ。


この手の事故について、私の経験則でいえば、

「ガス漏れに気づかず、再着火した時に溜まっていたガスが爆発した」

というのが爆発の直接原因でしょう。

プロパンガスは空気より密度が高く、ガスは低い所にたまるので、たくさんの露店が出ていた状況を考えると、開店準備で調理中の露店も多く、「漏れたガスの臭いに気づかなかった」と思います。


では、ガス漏れの原因は何か?ということになります。

一般的には、

◇ガスボンベの供給管(ホース)の劣化等による亀裂

◇ガスボンベのつなぎ方のミス

◇圧力調整機やバルブが壊れていた

◇不着火によるガス漏れ

が考えられるでしょう。


わたしの想像では、「不着火⇒ガス漏れ⇒再着火⇒爆発」という人為的ミスが原因ではないかと思います。

上記に上げた予想原因では、あとは、ハード面(設備不良)の問題ですが、おそらくハード面の可能性は低いような気がします。


再発防止ですが、まずは、露店出店者に対する教育の徹底でしょう。

ただ、露店出店者向けの説明会は、おそらくされていたと思いますが、説明会を受けていない露店毎の他のスタッフへの教育は「露店任せ」になるので、ここは知恵を絞る必要があります。


また、今回、ケガ人が多かったのは、見物客が大勢集まるイベントで見物客が密集していたからです。

主催する地元商工会議所(福知山商工会議所)は、地方版環境マネジメント規格として有名な「KES(京都環境マネジメントスタンダード)」のある府の町。

プロパンガスによる緊急事態の想定はされていたのか、また、爆発発生後の手順は確立され、対応訓練はされていたのか、といった点にも改善の余地があると言えるのだろう。


夏休みの思い出が「嫌な思い出」になってしまった子供たちも多いに違いない。

早く回復され、トラウマにならないことを祈りたい。

(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ346号より)


【2013年2月14日発売!】
『ちょロジ ニュースで学ぶ7つの思考法』(パブラボ刊)
 


http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4434176552/bloglogcom-22/ref=nosim/



【よかったらメルマガ読者登録お願いします♪】
(パソコンでアクセスしている方)
http://www.mag2.com/m/0000218071.html
(携帯でアクセスしている方)
http://mobile.mag2.com/mm/0000218071.html