ビジネスエリートの方や長年の本メルマガ読者なら「あたり前の概念」ですが、中小企業の経営指導や若手社員の教育が仕事のメインなので、最近、「目標管理について話をして欲しい」という依頼がある。


そこで、以下に「目標」と「目標達成のための行動指針」について、簡単にまとめてみました。

自分なりに咀嚼して(置換力を駆使して)ご利用いただけると幸いです。


◆目標はゴール

目標は、すなわち「仕事の当面のゴール」で、仕事についてどこまでやればよいかを明らかにしたものです。

つまり、仕事の達成度を示したものです。


したがって、

◇売上の増大

◇営業経費の削減

◇原価低減

◇不良率の削減

といっただけでは、目標としてはあまり望ましくないです。


これを、適切な目標とするためには、

◇売上を前年度対比20%増加

◇営業経費を前年度対比10%削減

◇原価を前年度対比5%削減

◇不良率3%以下

という具合に、達成度を明確にするべきでしょう。

要は、目標は達成するべきゴールとして、成果が測定できるようなものにすることが望ましいのです。


◆目標達成のための行動指針

目標は立てたが、「やり方は、担当者に任せた」では、組織として問題があると言えるでしょう。

その理由は、極論すれば「目標を達成するのであれば手段は選ばず」ということになり、「法律違反ギリギリの行為」や「社会通念上望ましくない手法」が取られる可能性があります。

また、組織の数年先を見据えた場合、戦略上、真逆の手法となることもあります。


これでは、まさに「目先の目標達成のためだけの行動」となってしまい、「組織は健全に、継続して成長するべきもの」という発想においては、長い目で見て「マイナス」となります。


したがって、目標達成のための行動指針、すなわち「道しるべ(ガイド)」を組織は明確にして、担当者はこのガイドに沿って自己統制を図るべきでしょう。

目標が達成度を示すゴールで、どこまでやればよいかを示すとしても、そこに行きつくには、幾通りかの方法があります。

そこで必要になるのが、ガイドとしての「目標達成のための行動指針」なのです。

(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ320号より)


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