先日、テレビ(あすなろラボ)を見ていたら、「今でしょう!」のセリフが流れた予備校のCMで大ブレイクした林修先生が「僕が受験生の時代になくて良かったものが3つある。携帯、コンビニ、コピーの3Kだ。」と語っていました。
(余談ですが、携帯、コピー、コンビニをローマ字にすると「3K」ですが、英単語だとコピーとコンビニは「C」だよなぁ、なんて思いながらテレビを眺めていましたが、本論から逸れますので(汗)元に戻ります)
わたしは、林先生の学年的には2コ下なので感覚も近いせいか、なるほどね~と共感しました。
確かに、林先生のおっしゃるように、
◇携帯
◇コピー
◇コンビニ
の「3K」は忍耐力が育まれません。
また、記憶力や書くことによる脳の発達も促進しない気がします。
例えば、言葉を調べようとしたら、私が受験生の頃なら、紙の国語辞典や英和辞典です。
辞書を引いて調べるのは厄介なので、「この言葉、前に辞書で引いたことあるよな」と思いながら2度、3度と引くのは馬鹿らしくなり「よし、次は絶対に忘れないぞ」と一生懸命記憶する。
だけど、携帯やパソコン(電子辞書でもいいですが)で容易に検索できるとなると、「すぐに調べられるからいいや」と辞書を挽く煩わしさによる「覚えてやろう!」と言う根性は希薄かもしれません。
電話番号だって、友達の番号は30~40人頭の中に入っていましたけど、今、暗記しているのは、自分の携帯番号と、自宅の固定電話の番号ぐらいしかありません。
コピーは、いまでこそ「1枚10円」になりましたが、当時は20円~40円しましたから、一生懸命、友達のノートや図書館で調べ物をすると書き写していました。
記憶するには、「見て覚える」、「聞いて覚える」、「書いて覚える」などがありますが、教科書を見て、手を動かしながら、文字を裏紙に書き、そして音読しながらお経のように唱える方法が私の場合は、一番頭の中に入りました。
たぶん、手を動かす動作は脳にも刺激を与えていたのでしょう。
コンビニに関しても、コンビニが家から徒歩5分以内の所にある人は「肥満している人が多い」と言われるデータがあるように、「お腹がすいたら24時間食べ物を買うこと」ができるので、堪える力(堪力)が成長期に鍛えられないでしょう。
わたしたちは、生活の便利さと引き換えに、成長期の健全な成長を阻害するものも生みだしている。
分別のつく大人(分別のない大人もたくさんいるが)になるまでは、この「3K」をはじめ、ゲームが典型的ですが、「少し厳しいぐらいのルール」を作って「無くても問題なく生活できる習慣」を身につけさせるもの、親をはじめ、関係する大人の役割なのだろう、と思います。
あと、この番組で面白かったのが「姿勢が悪い人は歯が悪い」という林先生のかかりつけの東京の歯科医師の先生の説である。
林先生は、近藤勇や高杉晋作(だったと思う)の写真を紹介していたが、確かに、当時の日本人には眼と下顎に力がある。
「姿勢」は肩こり、頭痛を引き起こす大げさに言えば万病のもとである。
まずは、「姿勢」からでも、「今でしょう!」精神で、正しい姿勢を心掛けたいものである。
(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ344号より)
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