川越達也シェフが、自身が経営するレストランに対する口コミサイト「食べログ」の評価において、雑誌のインタビューで言及し、騒動になっている。


食べログの批判コメントの中には、

「川越氏のレストランは無断で持ってきた水で800円も取る」

というものがあったそうだ。


日本のレストランにおいては「水とお茶はタダ」という暗黙の了解があるので、(お金が掛かる)と知らされずにお水が提供され、明細に「お水代」が含まれていたら、日本の場合は、びっくりするだろう。


これに対し、川越シェフ曰く、(テレビの情報番組のインタビューより要約)

◇昔は『「こだわりのお水」(有料)と「代官山のお水」(水道水:無料)のどちらになさいますか?』と注文を受けた際に確認していた

◇高級感と食事の場の雰囲気を大切にするため確認することを止めた

(例:デートや接待の場で価格の確認をお客さまに取るのは逆に失礼と考えた)

◇お店でお出しするお水にはこだわりがあり、水道水(無料)は提供したくなかった

のだという。


この川越シェフの主張は、よくわかる。

確かに、高級なお店で、私が、お客さまをおもてなしする立場で、いちいち「当店ではお水は有料になりますがよろしいでしょうか?」と聞かれたら、内心「わざわざ確認しなくていいから早く持ってきてよ」と思うだろう。

また、海外に行けば「お水有料」は一般的である。


この騒動に対し、富裕層の意見は「川越シェフに同情的」である。

お金に余裕があるから「800円のお水」は暗黙の合意の範囲なんでしょうね。

個人的には、「メニュー表にお水の価格を表示する」というのが、妥当な措置かな、と思います。

しかし、テレビで見る川越シェフは「庶民派」で売っているから、当然、川越シェフのお店も「気軽には入れるお店」と考える。

つまり「お水有料が暗黙の了解事項」と感じない客層(川越発言でいう年収300万、400万円の人)も当然、多数来店するから「800円のお水」について不満の声が上がるのはある意味当然である。


つまり、川越シェフは「食べログで発言する人の意見はそれぞれ」と批判コメントに対しては「そういうご意見もありますが雰囲気を大事するお店なので了解いただきたいです」というレベルの発言に雑誌のインタビューでは、とどめておくべきだったのでしょう。

やはり「年収300万円、400万円の人が高級店に行って批判を書き込むこともあると思う」発言は、店側の本音(ターゲットとしていない客層の来店)ではありますが、公にはそう表現するべきでなかったのでしょう。


・・・ということで、わたしは、一般庶民なので(笑)、先日、仕事の後に、ランニングして、「明朗会計&お客さまへの明確な確認」をお店の接客方針としている「餃子の王将」に行きました。

注文したメニューは、

◇油淋鶏(フェアで530円か480円でした)

◇冷やし坦々麺580

◇餃子1人前231

◇ニラレバ炒め472

を注文しました。


注文する時に店員さんは、

◆油淋鶏は揚げる時間に10分ほどいただきますがよろしいでしょうか?
(了解です!と返答)
◆出来上がった順番にお出ししてよろしいでしょうか?

(全て同時に持ってきて下さいと返答)

聞かれました。


となりの席のお客さんはビールを注文しており、その際には、

「この後、車や自転車の運転をされる予定はないでしょうか?」

という確認も取っていました。

またこういう確認も、流れ作業的&事務的でなく、笑顔もあり丁寧なんですよね。

よく、教育され、システム化されていると感心します。


時と場合によりますが、わたしは、こういう「王将」のようなサービス(接客方針)の方が落ち着くし、安心しますなぁ(^0^)

(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ338号より)


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