2013622日にプノンペンで開催された「ユネスコ世界遺産委員会」で富士山の世界文化遺産登録が決議され、なんと、ユネスコの諮問機関であるイコモスが除外を勧告していた「三保松原」が逆転で富士山関連史跡として一括登録がきまった。


各メディアの報道によると、この逆転登録の背景には、政府代表団と地元の熱意があったという。
メディアの情報によると、通常、審議時間は、10分程度であるが、富士山に関しては50分かかったという。

「通常10分間」は、ユネスコの対象案件の説明と各国の発言がその内容だそうであるが、富士山に関しては、説明が30分程度あり、20分程度は、参加全各国の発言があったという。


参加各国の「応援演説」の皮切りは、ドイツで、その後、賛成の流れができたという。


◇ドイツの代表団は「三保松原は、世界で最も卓越した景観ポイントの一つだ」と絶賛した


◇マレーシアの代表団も「三保松原はとても重要で文化的価値がある。距離ではなく、重要なのは富士山との関係だ」とイコモス勧告に疑問を呈した


◇その他の国も、「富士山を含む景観が日本文化を語る上でいかに重要かを訴える意見」が相次いだ


という。



メディアによると、既に世界遺産としては「登録」勧告が出ている案件での激論は異例。

そして、その背景を演出した中心人物が「近藤誠一文化庁長官」だという。


近藤長官は、


◇外務省の外交官出身で、登録延期が勧告されていた「石見銀山」を逆転登録に導いた


◇新規案件の審査が始まる4日前からプノンペン入りした


◇旧知の各国政府代表に粘り強く「三保松原」の重要性をロビー活動で説明を続けた


という。


各国代表団を説得したポイントは、「欧米と日本では、有形・無形の遺産の認識の仕方が異なる。プノンペンでは、あくまで三保松原が信仰、美術、景観のいずれにおいても富士山の一部であることを主張した」ことらしい。

やはり、外交官やユネスコ代表団の経験で各国代表団と旧知の仲という良好な関係も幸いしたのであろう。

通訳を通さずにコミュニケーションができるって、素晴らしい!!

アッパレ近藤長官!アッパレ、日本代表団!である。


三保松原に関しては、私も、実は思い入れがある。

というのも、学生時代に三保松原から徒歩3分ぐらいの場所に5年間住んでおり、三保松原から三保灯台の海岸線は、良いジョギングコース&海水浴コースであった。

海パンでジョギングして、海水浴場で水浴びして自宅に戻るコースは、気分爽快でお気に入りでした。

残念なことに、いまのように、デジカメがなかったので、フイルムがもったいなく、毎日のように松原と駿河湾の海岸線を含む富士山を眺めていたのに、当時の富士山の写真が殆どないのが、悔やまれます。


ただ、三保松原の象徴でもある樹齢650年の羽衣ノ松(すでに枯れている)が73日に伐採されると言う。

現在は、2代目の羽衣ノ松があるが初代の羽衣ノ松の伐採は寿命とは言え残念である。

海岸線侵食予防に設置されている「波消しブロック」も2016年までには何らかの対策をしなければならないという。

こうなると、文化庁、静岡県、静岡市、国交省など各所管の協力なくしては、いずれ、対象外になってしまう可能性がある。

世界遺産登録をきっかけに、関係団体の団結力に期待したい。


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