「プロ野球の統一球変更問題」の影響が拡大している。

2013613日付のNHKニュース9では、2012年に引退した元ソフトバンクの小久保選手のインタビューを報じ、小久保選手は、引退理由として「ボールを遠くに飛ばす技術が落ちてしまったこと」を引退の真相として語っていた。


つまり、「どのような基準によって製造された統一球が試合で使用されているか」によって選手生命にも大きく影響が与えられている、ということを報道では強調したかったのだろう。


それにしても、この「騒動」における「加藤コミッショナー」の認識は問題である。

613日の記者会見で加藤コミッショナーは「結果として多くの人に迷惑をかけたことは申し訳なく思っている。(しかし、本件自体は)隠蔽や不祥事でないと認識している」と述べている。


そもそも、統一球の問題の構造は、大きく分けて、

◇球団や選手の戦略や戦術に大きく影響する変更を事前に伝えていなかった

◇マスメディアやファンに対して「ボールを変えたことはない」と言ってきたこと

2つである。

この2つのことが「隠ぺいや不祥事ではない」という認識になぜなるのか?加藤コミッショナーの認識と見識を疑わざるを得ない。


素人目には「たかだかボールの基準変更にすぎない」と考える人もいるかもしれないが、深く突き詰めれば「ボールの基準変更=労働条件の変更」でもあり、極めて重大な変更である。

このことについて、NPB側の主張である「混乱を避けたかった」などの言い訳はともかく、結果として「嘘をついてきた」わけであり、不祥事そのものである。

球団や選手会は、NPBに対して、理論上は、損害賠償請求もできるのではないかと思う。


世間は、コミッショナーが「野球事情にシロウト」で「お飾りトップ」あることを知っている。

月並みな感想であるが、やはり、現在のコミッショナーは、黒幕に実質支配された傀儡(かいらい)されている状況の限界だな、と思う。

(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ337号より)


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