2013年6月4日付の読売新聞の報道で、古屋国家公安委員長が、4日の閣議後の定例記者会見で、警察による交通違反の取り締まりについて、「取り締まりのための取り締まりになっている傾向がある」と苦言を呈し、あり方を見直す必要があるとの考えを示したという。
記事によると、
◇古屋委員長は「取り締まりは事故防止に役立つことが大切だ」と指摘
◇歩行者のいない50キロ制限の片側2車線の直線道路を例に挙げ、「交通の流れで70キロくらい出る。そういう所(での取り締まり)は疑問」と述べた
という。
おっしゃる通りですね。
いわゆる「ネズミ捕り」は、まさにそんなところで速度測定器をセッティングして見張っている。
「事故防止」が取り締まりの原点のはずなのに、こういうのは、まったく、意味のない取り締まりです。
しかし、苦言を呈するのはいいが、古屋国家公安委員長は、「なぜ、交通違反の取り締まりが、取り締まりの為の取り締まり」になっているのか、ご存知なのだろうか?
ここにメスを入れないと、「時の国家公安委員長が苦言を呈しているから、しばらく自粛するか」と各警察も一時的な「自粛」で終わってしまうだろう。
ただ、警察内のノルマや出世の指標が「取り締まり件数」になっているから、そこからいじらないと、根本的には変わらない。
苦言を呈するだけでなく、本当に「今の取り締まり方では、事故防止に繋がっていない」と真剣に考えていてくれているなら、根本から見直しさせて欲しい。
古屋国家公安委員長が、どこまで踏み込めるか、期待したいものである。
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