ある会社で打合せをすることになり、朝9時に工場を訪問した。

すると、ちょうど朝礼を実施していたので、朝礼の責任者や参加者の邪魔にならないように傍らで眺めていました。


すると、

◇各担当部門の欠勤状況

◇各自の体調確認

(この日は、B型インフルエンザが流行っていることと、K課長の娘さんがインフルエンザと診断されたのでK課長はインフルエンザのキャリア(保菌者)である可能性が高いことが冗談交じりに会話されていた)

◇当日業務の重要事項の確認

(生産計画、納期確認、安全面の諸注意、参加者からの意見聴取や提案 など)

◇週間目標の進捗状況の確認

◇当番による時事ネタ等のスピーチ

◇部門長の総括コメント

など「お決まり」の内容で朝礼は進行していました。


面白かったのは、「部門長の総括コメント」で、製造部長が「当社が平成23年度の経営計画書で明記している“4つの要求事項”を上げてください」とある社員を指名して実施した質問である。

結果的に、その社員の方は「お客さんの要求事項・・・。」とこの会社が経営計画書で謳っている“4つの要求事項”うちのひとつしか答えられなかった。

しかし、朝礼において、たまに、こういった「日常業務に関する具体的な確認事項」以外の「社員が常に意識して仕事をしなければいけない事項」を社員に強烈に意識させる「場」は必要であろう。


では、この会社が経営計画書で謳っている「4つの要求事項」とは何か?

それは、

◇お客様の要求事項

◇法規制等の要求事項

◇自社で定めた要求事項

ISOマネジメントシステム規格の要求事項

だそうである。


「具体的にこれこれをしなさい」という「当日、あるいは週単位の注意喚起事項」に加えて、「日々の業務の中で常に意識して改善意識を持って仕事をしなさいよ!」ということを朝礼の実施項目に加えることは、「経営者と管理職、一般社員の意識や認識が合ってくる」だろう。

つまり、「仕事に対する自社の社員が持つべき意識や認識」を全社員が共有し、意識合わせすることで、あきらかなミスが発生した場合はもちろん、ミス発生の恐れや業務のムダが減り、仕事がうまく回ることにつながるのである。

(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ269号より)


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