心理学者の植木理恵さんが、テレビ番組で、「知識として脳に情報が入ると、脳はそれに対応しようとして身構えることになり、アレルギー反応(例:花粉症や食物アレルギー)が出ることがある」というようなことをおっしゃっていました。
「こういうものを摂取したらアレルギーが出るぞ!」と脳に指令を送るから、からだに取り込まれた瞬間、本来なら反応しなくてもよい少量の摂取でも過剰にからだが反応すると言うことらしいです。
つまり、逆にいえば、「無知であることの方が逆にアレルギー(病気)にならない」秘訣なのかもしれません。
バラエティ番組での発言とは言え、植木さんは学者ですから、きちっとデータを取り、分析した結果での「説(学説なのか自説なのかは不明)」でしょうから、生理学的には科学的にまだ証明されていなくても、心理学的にはそうなのかもしれません。
わたしは、30年~40年以上前と比較して「アレルギー症状」が人類に増えたのは、衣類や建材、日常品など身の回りのものをはじめ、わたしたちが口にする食品に含まれる添加物も含めた「化学物質」の反乱が大きな原因と思っていたので、この「植木さんの説」は、ホントかどうかはわからないけど、「そういう理屈も成り立つのかなぁ」とびっくりしました。
話は全く変わりますが、「きちんとした理論(理屈)で相手を納得させる」といえば、「非論理的なのにあたかも理論的に見せかけて相手を言いくるめること」を詭弁といいます。
例えば、「Aさんがピクニックを企画するといつも雨になる。だから雨はAさんが降らせるんだ」という理論は、「Aさんが死んでも雨は降る」でしょうから、明かに非論理的であり「詭弁」ですね。
「文章で詭弁をいう」代表格は「箇条書きマジック」と呼ばれる手法です。
箇条書きマジックとは、
◇状況や動機、事情等の背景を伏せる
◇都合のいい事実だけを拾い出す
◇箇条書きで整理することで誤った印象を相手に与える
という手法です。
箇条書きマジックの例としてよく挙げられるのが「竹取物語(かぐや姫)とET」です。
(以下、ネットから引用です)
◇不思議な発光体を見た主人公Aが、その後主人公Bに遭遇することから物語が始まる
◇主人公Bは、一見人型に見えるが明らかに普通の人間ではないと判る異形である
◇また、その正体は外部の天体から来た宇宙人である
◇主人公Aは主人公Bを保護し、主人公Bのことを肉親に打ち明ける
◇主人公Bと主人公Aと彼の肉親は、日々の生活の中で親愛を深めていく
◇しかし主人公Bは自分の星にいつか帰らなければならない
◇主人公Bの噂を聞きつけた多くの人間達が、主人公Bを手に入れるため主人公Aのもとにやってくる
◇しかし主人公Bは主人公Aのもとを離れない
◇そんな状況が続く中、主人公Aのもとに、主人公Bを迎えに来た、母星からの使者がやってくる
◇主人公Bの母星からの使者たちは、UFO(未確認飛行物体)に乗ってまばゆい光とともにやってくる
◇最終的に、主人公Bは主人公Aに別れを告げ、未確認飛行物体に乗りこみ母星へと帰ってしまう
◇満月をバックにする主人公たちを描いた幻想的なシーンが存在
◇多くの読者が両作品のタイトルを聞くと、このイメージを連想するほど、代表的な場面である
(引用ここまで)
このように、「都合のいい部分」だけを取り出せば、あたかも「ETはかぐや姫のパクリ」に見えます。
しかし、裁判でも明らかにされている通り、ET制作チームは、竹取物語の存在すら知らないわけで、パクリでも何でもないのです。
ただ、「箇条書きマジック」は「情報操作テクニックのひとつ」なので、「こういうこと」を知識として知っていないと、もしかしたら「騙されてしまう」だろう。
それにしても、私たちは「賢くなって生活を豊かにするために、知識を増やすことはよいことだ」と思っているし、私も常々「多様な価値観を理解し、論理性を身に付けるためには多くの知識を得ることだ」と言う立場を取っている。
しかし、冒頭の「心理学者の植木さんの説」だと、知識があることで逆にアレルギーになるのだとしたら、「知らぬが仏」ということもあるのかな、と思うのである。
(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ327号より)
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