訪問先の会社によく貼られている掲示物のひとつに『はきものをそろえる』という「ことば」があります。

有名な「ことば」なので、知っている方も多いと思いますが、以下に引用します。


『はきものをそろえる』
はきものをそろえると心もそろう
心がそろうとはきものもそろう

ぬぐときにそろえておくと
はくときに心がみだれない

だれかがみだしておいたら
だまってそろえておいてあげよう

そうすればきっと
世界中の人も心もそろうでしょう
     (円福寺 藤本幸邦)


この「ことば」は、長野県の円福寺(曹洞宗)の和尚さんである藤本幸邦さんの作品だそうです。

ネット情報だと、藤本さんは、終戦直後に戦災孤児を寺で面倒見始めたことに始まり、のべ数百人の孤児を育てられたそうです。



「はきものをそろえる」の原点は、「道元」が、禅宗の修業のひとつとして「自分の履物を揃えられないようなものに何ができるか。まず履物を揃えるところから始めなさい」と教えていることが原点のようです。


この効果は、「はきものを揃えてもらった側」は、「ありがとう」と清々しい気持ちになります。

また、「整った状態」は客観的にも見栄えとイメージがよく、そして自分のはきものを揃えることは、咄嗟の行動も取りやすいです。


「はきもの」に限った話ではありませんが、例えば、友達とコテージなどを借りて集団で宿泊する時も、車、シューズ、衣服、食器類、手荷物などが整然としていると、気持ちはいいし、翌日の行動も手際よくなって、時間通りに効率よく動けます。


そうなってはいけませんが、もしも、「ホテルなど宿泊施設で火災が発生する」といった緊急事態が起きても、必要な持ち物が素早く運び出せるハズなので、リスク管理上も「はきものをそろえる」という精神(心掛け)は、優位性があります。


「はきものをそろえる」の精神は、仕事を効率よく進める上での出発点にもなる考えです。

つまり、仕事上の固有スキルを身に付ける前の基本的習慣とも言えるのである。

(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ326号より)


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