昨日(2013.5.19)は、これまでのレースの中でも極めて印象深い大会となりました。

出場した大会は日本陸連公認の第39回洞爺湖マラソン(フルマラソンの部)です。

今回の大会では、自身初の「プライベートペースメーカー」を経験させていただきました。

一般的に「ペースメーカー」というと、サブスリーとかサブフォー、サブファイブの設定ペース通りに走るランナーのことで、各ランナーは自分の走力に合わせて、ペーサーについて行きます。

「プライベート」とは「特定ランナー専用のペースメーカー」です。

今回、担当させていただいたのは、岐阜在住の高速女子ランナーの内田優子さん。

内田さんは沖縄に住んでいたこともあり共通の知り合いが多く、去年の秋ごろから「315切りしたいのでペースメーカーをしてもらえませんか」と本気なのか冗談なのか当時はわからない(笑)申し出がありました。

(※315とは「3時間15分以内」でフルマラソンを走りきることで、大阪国際女子の出場資格や名古屋ウィメンズのエリート枠資格が得られるので、高速女子ランナーのステイタスとなる記録なのです。ちなみに、2012年度のランナーズのデータでは女子で315切りすると上位1.5%以内になります)

いまでこそ、まわりからは「サブスリーランナー」と呼んでもらえますが、当時の私は、ベストタイムが3時間3分。

年間10数本(2012年はフル15本)のフルマラソンに出ているので、「タイム狙いじゃないレースならペーサーを担当しますね」と返事はしたものの「専属ペーサー」ともなると「ランナーの調子を見ながら走らないとだし、励ましの声を掛けたり、給水でのサポートなど」気を使うことが多く「担当したのはいいけど大丈夫かな?」なんていう、心配もしていました。


つづく