2013517日付の毎日新聞によると、日本維新の会共同代表の橋下徹大阪市長が、『17日に、従軍慰安婦制度が「当時は必要だった」とする自らの発言を巡り、「大誤報をやられた」とメディアの報道を批判した』という。


記事によると、

◇僕は慰安婦を容認したことは一度もない

◇メディアは一文だけ聞いて、そこだけ取る

◇(誤解されたのであれば)日本人の読解力不足だ

◇正式な記者会見以外の取材を今後拒否する意向を示した

と橋下日本維新の会共同代表は、怒りをあらわにしているという。


一連の橋下発言の賛否は触れずに、これまでの橋下発言をよく精査すると、


≪従軍慰安婦容認報道について≫

◇橋下氏自身は慰安婦を容認しておらず、「当時は必要と考えられていたのだろう」と発言したに過ぎない

◇世界各国が似たようなこと(現地の女性の活用)をしており、日本だけが非難されるのはフェアじゃないと発言している


≪沖縄駐留の米兵に対する風俗産業の活用報道について≫

◇駐留米兵の女性暴行事件などの解決は建前論ではダメだ、と発言

◇法律上認められた風俗産業の活用も選択肢のひとつである、と発言


ざっくりいえば、橋下氏の主張は、単に上記を述べているにすぎない。

マスメディア、テレビコメンテイター、超党派で女性国会議員などが橋下氏を非難しているが、橋下流にいえば、「これこそが建前論の議論」なのである。


「女性は男性の慰み者ではない」・・・これはあたり前の話だ。

しかし、実際の所、軍人の多くは男性である。

橋下流にいえば、肉体を鍛え上げた猛者集団の米兵の性をコントロールするために、「女性を性のはけ口にしてはいけない→兵士に対する教育の徹底」とか「常時、夜間外出禁止令にする」といった主張を展開するのは簡単だ。

だが、現実には、そんなことでは「性に関するコントロール」が困難であることは誰でもわかる話だ。

橋下氏の風俗活用発言についても、慰安婦問題についても、「もっと現実を正しく直視して議論しましょうよ」という話である。


だから、私は、橋下氏の、これらの一連の発言から、橋下氏が「女性蔑視だ」「女性は男性の性のはけ口と根底では考えている」という主張を展開する人たちが、「本当に他の意図が無く理解している」のであるならば、まさに「論理能力(発言に対する読解力)が低い」と言わざるを得ないし、スタンドプレーである。


私のイメージとしては、女性議員団にしても、みんなの党の渡辺代表にしても、千載一遇のチャンスとばかりに「世間の支持を取り付けたい」という想いの方が強い主張にしか映らない。

(橋下発言を千載一遇のチャンスと捉えてマスメディア、国会議員などは非難している側面の方が強いだろう)

実際の所、マスメディアやコメンテイターなど識者も、この件については、「建前と一般論で見解をのべておいた方が無難だ」と考えている人も、相当数いると思う。

(冷静に発言を分析すれば橋下氏の主張は女性蔑視でも何でもないのだが、それをいうと発言した人にも火の粉が降りかかるから静かにしているのだと思う)


橋下氏発言は、「慰安婦問題は気の毒な歴史で容認できるものでない」、「法律で認められた風俗産業の活用も手法のひとつ」としか言っていないのであるから、私は、中立な立場で捉えれば「日本はもちろん、世界にも非難されるべきところはない」と思う。

ただ、この手の主張を発信すれば、国内、海外メディアは一斉に「とんでもない主張だ」という非難中心の報道や見解が示されることは目に見えていた。

また、チャンスとばかり、「無実の人を有罪にするかのような」足元をすくおうとする輩も跋扈してくる。

つまり、トータル的に考えれば、橋下氏は「世の中に主張する他の方法を選ぶべきだった」と思うのである。


【2013年2月14日発売!】
『ちょロジ ニュースで学ぶ7つの思考法』(パブラボ刊)
 


http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4434176552/bloglogcom-22/ref=nosim/



【よかったらメルマガ読者登録お願いします♪】
(パソコンでアクセスしている方)
http://www.mag2.com/m/0000218071.html
(携帯でアクセスしている方)
http://mobile.mag2.com/mm/0000218071.html