2013425日に、日本陸上競技連盟は、8月にモスクワで開催される世界選手権のマラソン選手を発表した。


注目すべきは、代表枠は「最大5人」であるが、女子は3人しか選ばれなかったことだ。

代表として選出されたメンバーは、

<男子>

堀端宏行(旭化成)-福岡国際マラソン 日本人1位 2時間8分24秒

川内優輝(埼玉県庁)-別府大分毎日マラソン 日本人1位 2時間8分15秒

中本健太郎(安川電機)-別府大分毎日マラソン 日本人2位 2時間8分35秒

前田和浩(九電工)-東京マラソン 日本人1位 2時間8分00秒

藤原正和(Honda)-びわ湖毎日マラソン 日本人1位 2時間8分51秒

<女子>

木崎良子(ダイハツ)-名古屋ウィメンズマラソン 優勝 2時間23分34秒

福士加代子(ワコール)-大阪国際女子マラソン 日本人1位 2時間24分21秒

野口みずき(シスメックス)-名古屋ウィメンズマラソン 日本人2位 2時間24分05秒

である。


今回の代表選出の基準は、陸連が指定した該当する大会で、

男子:2時間759秒以内

女子:2時間2359秒以内

のタイムを出したものであった。


タイム的には、突破したのは、女子の木崎選手のみで、男子はゼロ。

その結果、女子は、日本陸連の尾懸専務理事によると「2大会続けて惨敗している。ここで引き締めの意味を持って、今まで以上に選考は厳しいものだと、入賞を狙えるレベルじゃないと選考されないということを示した」との理由で「世界で戦えると判断した3人」のみの選出となったらしい。


女子の場合、「5人枠」を使い切るとすると、

201211月の横浜国際女子で2位となった那須川瑞穂選手(2時間2642秒)

20134月のロンドンで3位となった赤羽有紀子選手(2時間2443秒)

2人が代表候補と思っていた。


しかし、那須川選手のタイムは、基準タイムから3分近く遅い。

そして、赤羽選手のタイムはわずか43秒及ばないだけではあるが、横浜国際女子では那須川選手に敗れている(2時間3143秒で8位)。

そのため、仮に赤羽選手を選出すると、「なぜ那須川選手は選ばない」という声が高まるので、「二人とも落選」ということにしたのだろう。


ただ、野口選手は、アテネ五輪以降、ケガに悩まされている。

野口選手の完全復活を信じたいが、「ケガで欠場」のリスクを考えると、那須川選手と前回世界陸上でも日本人最高の5位入賞している赤羽選手を選出してもよかったのではないかな、と思う。

(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ330号より)


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