2013411日の山梨日日新聞が「スタントマンが交通事故を再現した」記事を掲載していました。


記事によると、

◇南アルプス署と交通安全協会が、南アルプス市の甲西中で、プロスタントマンによる自転車交通事故を再現する交通安全教室を開いた

◇プロのスタントマン5人が、自動車と自転車の出合い頭の事故や自転車がトラックに巻き込まれる事故を実演し、自転車運転中に注意するポイントを教えた

◇皆無アルプス署は教室終了後、自転車のハンドルに取り付ける発光ダイオード(LED)ライト400個を生徒に贈った

という。


ご存知のよううに、今年(2013年)は46日~415日の10日間が「春の全国交通安全運動」期間として設定されている。

ちなみに、今年の重点目標は、

(1) 自転車の安全利用の推進(特に、自転車安全利用五則の周知徹底)

(2) 全ての座席のシートベルトとチャイルドシートの正しい着用の徹底

(3) 飲酒運転の根絶

3点だそうである。


つまり、南アルプス署のプロスタントマンを使った交通安全教室は、中学生に対して「自転車の安全利用の推進」を図るための企画だったのだろう。


自転車事故と言えば「サンキュー事故」の代表例として有名だ。

「サンキュー事故」とは、以下のようなものである。


(以下、ウィキペディアから引用)

渋滞時の交差点 などで直進する自動車が、対向する右折車を先に行かせるために停止し、対向する自動車が右折したところ、直進車と同方向左側をすり抜けてきたオートバイ 、または自転車 などと出会い頭 衝突 をする事故があげられる。

直進車は好意で右折車に道を譲り、右折する自動車の運転手が「ありがとう」と感謝の意を持つことからそう呼ばれる。

この場合、通常、右折車からも二輪車からも直進車が死角 になるため、事故になる可能性が非常に高い。また、右折車の運転手には、直進車が道を譲ってくれたため、「早く行かなければ」という心理 が働くことで、注意散漫となり二輪車を見落としやすい。

(引用ここまで)


もう20数年以上前になるが、わたしが助手席に乗っていた自動車で、まさにこの「サンキュー事故」を経験したことがある。

当時、わたしは、大学院生で、月曜日の朝に、ひと回り年上の友人が運転する車で都内のデニーズに朝食を食べに行くことになった。

私の乗っていた車は2車線道路で右折するために一時停止していたのであるが、平日の朝なので、対向車線は酷いのろのろ渋滞。


私の乗っている車は右折するため停止しているので、その車線も動かなくなってしまった。その状況を見かねた対向車線のある車が止まって、デニーズ駐車場に入るための隙間を空けて、右折待ちしている私の乗った車に道を譲ったのだ。

すると、対向車線の歩道寄りを、ものすごい勢いで走ってきた自転車と出会いがしらの衝突。

幸い自転車を運転していた人は、歩道のごみ集積所に自転車から投げ出されて突っ込んだので、ゴミがクッションとなり手足をすりむいた程度のケガですんだ。


変な話であるが、私の脳裏では、いまでのこの時の映像が思い浮かびだされる。

そのため、「死角からの飛び出し」については、右折時は特に、注意を意識している。

私の場合は「事故そのものの経験」であったが、スタントマンの実演で臨場感ある交通事故を疑似経験した中学生にとっては相当にインパクトの強く「死角における注意を意識」する安全教室となったことであろう。

(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ328号より)


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