昨日から始まったセンバツ高校野球。

九州・沖縄大会で優勝し、センバツ出場が決まった沖縄県の沖縄尚学高等学校は、残念ながら初戦(敦賀気比戦)で意外な大敗を喫し甲子園を去ってしまった。


その沖縄尚学野球部の監督は比嘉公也氏。

比嘉氏は、野球ファンなら、ピンとくる有名な人物で、「選手・監督」として「センバツでの優勝経験」がある数少ない指導者である。


比嘉監督は、1981年生まれの現在、31歳。

1999年の第71回選抜口頭野球選手権大会に「エース」として出場し、優勝に貢献。

高校卒業後は、愛知学院大学に進学したが、ケガにより、大学野球では活躍できなかった。

しかし、大学4年生の時は、沖縄尚学高校のコーチとして夏の甲子園出場に貢献した。


大学卒業後は、県の職員を経て、2006年から沖縄尚学の教師となって、野球部の監督にもなった。

監督としては、今年、ソフトバンクに入団した東浜巨投手を育てている。

・・・そんな人物である。


その比嘉監督の特徴的な指導が「勝つための準備」に重きを置いている点である。

たとえば、NHKのニュース9で紹介されていたのが「甲子園を想定した」練習。

甲子園と地方大会の差は「観衆の数」だ。

「観衆の数」が違えば「グラウンド内でのことばによるコミュニケーション」は取れない。


そこで「やるべき準備」は「チームメートの声が聞こえなくても支障なく連携プレイができること」である。

そこで、甲子園出場により、練習においては「ゼスチャーだけでの連携プレイ」をやっているのだ。


また、「選手の自主性」も「勝つための準備」と捉えている。

つまり、月並みだが「やらされている準備」は、選手が真に納得していない。

要は、選手自身がイメージできないことをやらせても力の半分も発揮できないのだ。


そこで、比嘉監督は「気づき」や「考えること」の重要性を指導している。

考えることで、「目的を理解してそれを実現するためにとる行動」は、すなわち「自主性」である。


「指導」といえば「体罰問題」が世間を騒がせているが、「何が目的なのか」「目的達成のために何をやるべきか」を気づかせる指導こそ、教育であり、臨機応変な対応がとれる真の強い選手を創るポイントなのだ。

「勝つための準備」は、まさに、リスク想定であり、先を読む力なのである。

(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ318号より)


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