2013年3月13日のサンケイスポーツによると、13日開催された映画のイベントに出席したサンケイスポーツ評論家の野村克也氏が「サムライジャパン」に対してぼやき全開だったという。
記事によると、野村氏のぼやきは、
◇(首脳陣は)後輩ばっかりですから、アラばっかり見える
◇よく(決勝T)に行ったなと思いますよ。苦戦ばっかりじゃないですか。
◇1つ間違えれば負けてるでしょ。“ラッキー”って勝ち方で“名采配”っていう勝ち方じゃないでしょ。
◇(監督の)山本浩二はパ・リーグの試合をあまり見てないと思うんですよ
◇機動力を使うと言ってるのに、セ・パの盗塁王、聖沢(楽天)と大島(中日)を外しちゃったでしょ
◇本多(ソフトバンク)がベンチだけど、彼も敵に回したら嫌な選手ですよ。走塁のセンスはいいものをもってますからね
◇(勝っているのは)投手がしっかりしているから。投手が試合を壊さないじゃないですか。我慢して、我慢して抑えていって、後半逆転するという展開でしょ
◇何で(監督が)オレじゃないのかって思ってますよ
◇本番の試合があって、その前の準備期間が大事。今日の試合をどう戦うか、相手の投手をどう攻略するか。そこが大事なんですよ。当然ビデオは見てるだろうけど、備えが大事
◇当たり前のことを当たり前にやる。人間は楽をしたい本能があるから、点を取りたい方に神経がいく。失点を防ぐことに、裏方さんも含めて全員全力でテーマを持って戦ってほしい
などだ。
個人的には、ホント、野村氏のおっしゃる通りです。
2試合のオランダ戦で、大量得点を奪って勝ったが、これは、ホームラン攻勢で機動力を活かしたスモールベースボールではない。
ホームランによるビッグイニングがあっただけだ。
この勝ち方は、派手ではあるが、そもそも、今回の「サムライジャパン」が目指している野球ではない。
しかも、桑田氏の「ドームラン」解説で、ネット上で騒然となっている「東京ドームでの試合」ですからね~。
野村氏にしても、桑田氏にしても「野球は体力の劣る人間でも工夫次第で、力を発揮できるスポーツ」と盛んに言う。
つまり、「基本がしっかりできている」→「だからミスが少ない」という野球をしなければ、パワーヒッターを揃えるアメリカやドミニカ、プエルトリコに、同じ「大味なパワー野球」では、勝てないわけです。
「人間は楽をしたい本能があるから、点を取りたい方に神経がいく。失点を防ぐことに、裏方さんも含めて全員全力でテーマを持って戦ってほしい」
とは、まさに野村氏の名言(ぼやき)であると思う。
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