20131月に、埼玉県久喜市で119番通報した高齢男性(75)が、県内外の25病院から計36回、救急受け入れを断られ、約3時間後に到着した県外の病院で死亡したことが、NHKをはじめとした大手メディアで35日に一斉に報じられた。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130305/k10015961051000.html

この『救急搬送受け入れ拒否問題』が話題になっている。

話題になっているのは「救急搬送先が無く男性がお亡くなりになったこと」というよりも『受入拒否』という多くのメディアが使用した表現である。

NHKのニュース番組「ニュース9」でも、確か、病院が「受入を拒否した」や「お断りされた」という表現を使っていた気がする。

それに対し、栃木県の独協医科大学に勤務する「中村幸嗣さん」という49歳(昭和38年生まれ)の医師が自身のブログで「NHKさん。受入拒否でなく受入不能です」と反論し、その記事が、ものすごい勢いで、ネット上で拡散しているのだ。

http://blog.livedoor.jp/dannapapa/archives/3713531.html

このニュースの詳細と中村医師の反論は、リンク先の記事をお読みいただくこととしたいが、正直、私自身も、このニュースの捉え方に関しては、反省したい。

というのも、「合計36回受け入れを断られた」という部分に目が行ってしまい、

◇よくニュースで聞く話だけど、お気の毒だな

25の病院に合計36回断られるなんて、酷い話だな

◇病院間の連携システムが無いのかな?

程度にしか捉えず、さらっとニュースを聞き流していたからだ。

つまり、問題は、「受入側の病院や病院のネット体制」ぐらいにしか認識せずに情報を聞き流してしまったからだ。

しかし、中村医師のブログをきっかけに、色々調べてみると、埼玉県は、

◇人口10万人あたりの医療従事者数約140人(全国最下位)

◇極端な医師の偏在

(医師数が、ほぼ無医村の東秩父村や全国平均の10分の1以下、4分の1以下の自治体が数多く存在するそうです)

◇埼玉県内の医科大学の地元高校出身率が約11%(全国平均の3分の1以下)

といった「医師不足に関する問題」を抱えている県だったのだ。

私自身の問題は、「救急搬送患者の受入お断り」という「現象面の情報」に目が行ってしまい、「この問題は、どうも医療行政の不備にありそうだ」という「根本原因」までは、あまり考慮せずニュースを捉えてしまっていたことだ。

大いに反省したいと思う。

(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ323号より)


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