「仕組みがあったらいいのになぁ」と思うことがよくある。
例えば、先日、仕事仲間の友人がfacebookで、
「(中略)、食堂でラーメンを注文して、“麺が多いので半分で作ってください”というと、通常は“料金は同じですが、よろしいですか”という返事が返ってくる。それが今回は、“それはできません。多かったら残してください”と。どうして~。(中略)」
(※エピソードに差し障りがないよう少し編集しています)
という出来事を紹介していました。
お店にはいろいろな事情があると思いますが、一般論でいえば、このような状況に遭遇した時に、この友人や私なら、
◇「食べきれなかった分は、残してください」だなんてもったいない
◇最初から客が「食べきれない」ことを宣言しているのだからなんとかして欲しい
◇生ゴミとして廃棄するなんて環境にも悪いし
と考えてしまう。
つまり
◇価格的には割高(あるいは1人前と同価格)のハーフラーメンをメニューにする
◇茹でずに余った麺を「まかない用」など活用するシステムを作る
◇廃棄するにしても、飼料用など、リサイクル可能な処理ルートに乗せる
といった対応である。
実際には、この食堂で1日何食のラーメンが消費されるのか、食物性残渣の排出量がどの程度か、など「効率面」の兼ね合いで、「食べ残したものを単純に廃棄する」のが楽なのかもしれない。
しかし、「循環型社会形成の観点」から「なんらかの仕組み」があれば、少しでもムダが省けるかもしれない。
話は変わって、先日、あるマラソンイベントに参加した時のこと。
そのマラソンイベントを主催している某市役所の職員の方と懇親会の席でお話しする機会があった。
その時に「マラソン大会はどうでしたか?」と聞かれたので、
◇ナンバーカードなど事前郵送物がなかなか届かなかった
◇トイレが長蛇の列だった
◇タイム計測のカーペットに足を引っ掛けて転ぶ人が多かった
◇コース幅が狭い箇所が多かった(選手同士の接触があり危険)
◇手荷物預かりの返却を待つ列が長蛇になり、雨のなか辛かった
といった感想を言った。
すると、その方は、「やっぱり・・・すみませんね」という。
その方は、去年まで、マラソンイベントの事務局にいたが今年異動になり、現在は別の部署に所属している。
その方曰く、「去年の大会より参加者が3000人近く増えたので、心配はしていたんです」という。
つまり、その方の立場を代弁すれば、
◇参加者が今までより増大している
◇トイレの数など去年と同じ準備しかしていない
◇事前郵送の輸送会社をコストの関係で切り替えたので混乱が予想される
◇ナンバーカードと荷物預かり番号が一緒なので引き取りが集中して混乱する
といったことを懸念はしていたが、異動したので口出しできなかった
ということであろう。
これも「仕組みがあれば・・・」である。
例えば、
◇イベントを企画(設計)した段階で、経験者の意見を聞く場を作る
(設計審査メンバーに経験者を加える)
◇去年までの担当者の引き継ぎ情報だけでなく、懸念事項も伝達する仕組みを作る
◇昨年までとの変更点について、妥当性をチェックする仕組みを作る
といったシステムがあれば、もう少し、参加者に満足してもらえる大会が運営できただろうに、と思う。
しかし、このような状況で、客観的な立場で組織をみる習慣がついているコンサルタントやマネジメント監査員にとっては、当たり前でも、当事者にとってみれば「仕方がない」で終わっちゃうんですよね。
職場の人間関係を考えれば、波風を立てたくない、自分から進んで面倒なことはやりたくない、というのはサラリーマンとして通常の思考であり、当然でしょう。
そう考えると、「仕組みの見直し」について意見できるのは、外部の人間か、組織の管理者、あるいは、経営トップしかいないのである。
(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ305号より)
【2013年2月14日発売!】
『ちょロジ ニュースで学ぶ7つの思考法』(パブラボ刊)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4434176552/bloglogcom-22/ref=nosim/
【よかったらメルマガ読者登録お願いします♪】↓
(パソコンでアクセスしている方)
http://www.mag2.com/m/0000218071.html
(携帯でアクセスしている方)
http://mobile.mag2.com/mm/0000218071.html