2013年2月25日付のSankeiBizによると、「ボトル入り飲料水の大手メーカー5社は2月25日に、国産水や国産ミネラルウォーターの2リットルペットボトル商品の賞味期限表示を日付単位から月単位に切り替える取り組みを5月から実施すると発表した」という。
記事によると、
◇大手5社とは「アサヒ飲料」「伊藤園」「キリンビバレッジ」「サントリー食品インターナショナル」「日本コカ・コーラ」
◇取組み商品はそれぞれ「アサヒ おいしい水」「磨かれて、澄みきった日本の水」「キリンアルカリイオンの水」「サントリー天然水」「森の水だより」
◇月単位表示のメリットは、物流や保管の効率化が図れ、廃棄ロスが減る
◇実施は、2013年5月以降の製造分から順次、表示方法を切り替える
◇その後は、対象商品を容量500ミリリットルの商品にも拡大する
◇将来的には他の清涼飲料水にも広げる
◇加盟社以外にも協力を求めていく
◇数字を列挙した従来の「20131231」といった表記をやめ、「2013年12月」のような平易な表示に改める
◇大手5社は大手小売りや飲料メーカーなど約30社で作る団体「日本TCGF」に加入しており、今回の表記変更は目標のひとつとである
という。
個人的には、このような取組みは「どんどん実施するべき」だと思う。
そもそも「賞味期限を月単位表示」に切り替えることで、消費者サイドに対するデメリットは科学的にはない。
賞味期限に神経質な方に怒られるかもしれないが、比較的賞味期限の短い「日配食品」を除いて、たとえば、スナック菓子や清涼飲料水、ビール、栄養補助食品などは「賞味期限は月単位」で以前から問題ないと思っていた。
農林水産省の推計では、国内で廃棄される年間約1800トンの食品廃棄物の内、まだ食べられる食品が500~800万トン含まれているという。
廃棄コスト、道徳的観点からも、業界挙げて、取組み、国民の意識も変えるべきだ。
「賞味期限表示があるから・・・」と、実質的には問題ない食品でも廃棄する方がいる。
こういった層の意識改革には、まずは、大手食品メーカーが積極的に国民の「賞味期限の概念」を帰る取組みをしていくべきだろう。
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