最近、「20数年ぶり」とか「30数年ぶり」に『旧友と再会』というような機会が多い。

年齢の近い友人・知人に聞くとまわりにもそんな感じの「再会」が多いようだ。

そうなるきっかけは、

◇インターネット検索の普及で友人を探しやすくなった

◇ミクシィ、フェイスブックなどSNSが発達した

◇中年になり、仕事や家庭が落ち着いてきて精神的余裕が出てきた

などという背景もあるのだろう。

再会して感じるのは、「このタイミングで会っていてよかったなぁ」というようなケースである。

昔の同級生の場合は、まだ、亡くなる年齢ではないが、恩師や社会人になった頃にお世話になった仕事の大先輩などは、定年退職を迎えたり、足腰が弱くなって容易に出歩ける年齢で無くなったりしていて、「このタイミングを逃したらなかなか会いづらかった」というケースも多くなってきた。

また、その他に感じるのが「記憶力の差」である。

昔話をしていて、旧友の名前や顔をまったく忘れている人もいれば、当時のエピソードなどをかなり鮮明に覚えている人もいる。

びっくりするのは「卒業アルバムをみせて、教わった先生や同窓生の写真」を見せても「この人誰?全く記憶がない」という友人もいて「えっ?!うっそ~!!」と思ってしまう。

私はと言えば、比較的、記憶力がいい方のようで、そんなに当時、絡みがなく、話したことがなかった同級生のエピソードなども結構、覚えていて、みんなに重宝されることが多い。

私の中では、「当然みんなも知っている昔の出来事」と思っていることが、意外にも「10人中覚えている人は23人」という時は、「この違いってなんなんだろう」と思う。

私の場合、決して、記憶力の天才ではなく、知識に頼るテストなどもずば抜けているわけではない。

記憶力の差を「常識的」に考えれば、「その後の人生がバラエティに富んでいて記憶する出来事が多く、昔の記憶の消去率が低い」ということかもしれない。

つまり、私に関して言えば、自分でいうのも変だが、友人たちと比較して、決して「平平凡凡とした人生」だった訳もない。

したがって、私の中では、この差は、

◇人に対する関心度

◇好奇心旺盛度

としか思えない。

つまり、スポーツや勉強がずば抜けてデキるタイプで無かったので、「人に自分を覚えてもらうためには、一度、入手した情報は忘れないようにしておこう」と常に心掛けてきたことだけは確かに間違いなくある。

実際、私が覚えている出来事は、CIAのように(笑)「特別に入手した情報ではなく、誰でも知っている情報」である。

つまり「友人たちと入手した情報量は一緒なのであるが、人に対して興味や関心を持つことで、単に忘れていないだけ」なのだ。

こうして考えていくと、よっぽど「IQが高い天才」は別にして、私のような一般人でも、

◆人やものごとに対して好奇心旺盛になること

◆頭の中での情報の整理を工夫すること

(例:一度入手した情報を帰り道などで「今日の出来事」として反芻するなど)

といったことに心掛けるだけで、記憶力に相当な違いがでるようだ。

それにしても、個人的には、「もっとテストなどに活かしたかったなぁ」と今さらではあるが、強く思うのである(汗)

(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ298号より)

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