地方に出張に行くと感じることがあります。
それは、「ある程度、競争がないとサービスの質は向上しない」です。
たとえば、郵便局。
民営化されてから、いい意味で商売っ気たっぷりになり、表情もいつもにこやかな笑顔。
横柄で無愛想な窓口職員は少なくなった気がする。
また、「郵便クッズと称したサインペンや封筒などの販売」、「郵便局内の広告スペースの販売」、「ご当地商品のお歳暮販売」など商品のラインナップは充実した。
そして、たとえば、レターパックを大量購入した際は、都会の郵便局であれば、郵便局間同士の競争が激しく、色々な景品をくださる。
そして、帰り際には、誠意あるお辞儀をされる。
なんだか照れくさいぐらいだ。
しかし、田舎の郵便局に行くと、例えばレターパックを10セット購入しても「ありがとうございます」の台詞も、笑顔もないケースが殆ど。
また、レターパックを「はだか(無包装)」で渡そうとするから、「カバンを持ってきていないので、手提げ袋はありますか?」と聞いても明らかに面倒くさそうな対応。
これは、郵便局間の距離も離れているから「他のエリアにお客さんが逃げることはない」というおごりから、サービスの質を上げる概念が希薄なのだろう。
一般企業も同じで、経営戦略を聞くと「相手の縄張りを下手に侵さないこと」とおっしゃる経営者が多い。
その戦略自体は悪くないが、だから、「取引先ともなぁなぁ」で「めちゃくちゃな文句を言われない限りサービスの質を上げよう」という発想自体が無い。
仕事においては、感情を抑えるのが「プロの仕事」と思っていますが、心が弱い時に、知り合いのいない自宅から遠い出張先で、こういう状況に遭遇すると、帰り道が虚しく、抑えていたものが噴き出しそうになるのです。
「強くなりたい」と思います。
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