「職人」といえば「口数が少ない」というイメージがある。
つまり、「結果として、いい製品を作り、発注者に引き渡す」ことさえできれば、OK!と私たちは思っている。
逆に、「口数が多い職人」がいたら、「何かを誤魔化そうとしているのかな?」と変に勘ぐってしまうかもしれない。
しかし、発注者が公的機関の場合、真の発注者は「国民や市民」となる。
つまり、公共発注の業務の場合、発注者は「国民や市民の負託を受けている」と考えることもできる。
そうなると発注者は、現場責任者に対して「説明責任」を求めることになる。
「説明責任」において重要なのは、当然のことであるが、「コミュニケーション力」である。
したがって、「職人だから無口でOK」という時代では、徐々に無くなってきているのである。
先日、ある建設業向けの講習会に参加した時に「コミュニケーションを成功させる3原則」を講師の先生が以下のように話していた。
この考えは、私たちの仕事でも置き換えて考えることができると思うので、紹介させていただきます。
(ここから)
『コミュニケーションを成功させるための3原則』
1)自分の立場を明確に意識する
単に発注者から請け負って工事をしているだけと考えるのではなく、地域の将来にとって必要な事業を住民の理解のもとに一緒に実現するのだと考え、現場周辺の住民に説明を行う。
2)相手の反応を常に意識する
自分の話を相手がどのぐらい真剣に聞く姿勢があるのか、声尾のトーンや表情、身振りなどから察する
3)相手に合わせて話をする
相手がよく使う言葉遣いを取り入れて話したり、具体的な景色や色などをイメージできるような言葉を交えて話をする
◆コミュニケーション成功の秘訣は、自分の立場を意識して、相手と向き合うこと
(ここまで)
何の世界でもそうですが、「ひとりよがりな人」は、まわりの状況を把握するということに関して欠如している。
適切なコミュニケーションを図るためには、「自分の置かれている立場と相手の状況を理解する力」を向上させることがポイントなのである。
(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ313号より)
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