2013年1月10日付の毎日新聞によると、私立大学を中心に、大学入試で各大学が受験生確保のために、いろいろと工夫をしているという。

例えば、記事で紹介されていたのは、「エコ出願」。

エコ出願について、記事によると、

◇近畿大学が実施

◇インターネットで出願すると紙の出願より3000円安い

(紙の出願は35000円)

◇ネット出願は2009年から始めたがなかなか浸透しなかった

(2012年は願書を13万部用意したが3万分が残り廃棄)

◇エコ出願(割引制度導入)により公募制推薦入試の志願者が前年比で3500人増加

◇それまで200人余りしかいなかったエコ出願の利用者が約1万7500人と激増した

のだという。

やはり「割引制度があるかないか」で、制度の普及度合いは変わってくるのだ。

また、「駅近入試」も流行りなのだと言う。

この制度を実施するのは、東京多摩市にある多摩大学で、大学キャンパスでの入試ではなく、新宿、横浜、町田、八王子、藤沢駅の近くに受験会場を設けると言う。

大規模大学は、全国各地に試験会場を設けるサービスを実施しているが、募集定員規模が小さい大学では、「大学近郊の受験生の利便性が良い場所での受験」というスタイルがどんどん一般化していくのかもしれない。

大学選びは、「志望校をリアルに訪問してから決めるべき」との考え方の人は、「せめて受験だけでも大学キャンパスで受けなければダメだ」というかもしれない。

しかし、いまや、インターネットで大学ページを覗けば、動画でキャンパス紹介をしている大学が殆どなので、「リアルにキャンパス訪問」せずとも、結構、様子が疑似体験でき、分かる。

そういえば、わたしも、入学した大学の受験は、入学した学部のキャンパスではなく、日帰りできる近場のキャンパスで受け、キャンパスは、アパート探しの時に初めて訪問して「こんなに田舎にあるキャンパスだったの?」とびっくりした(笑)

しかし、「イメージしていたより田舎のキャンパスだから嫌だ!」とは思わなかった。

そう考えると、「受験はキャンパス」ではなくとも「受けやすい場所を試験会場に」でいいのかもしれない。

それにしても、少子化の時代、受験制度を含めて、「サービスを工夫しない大学」は、淘汰されていってしまうのであろう。

(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ315号より)


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