マーケティングの世界で「セカンドブランド」といえば、一般的には、

【ファーストブランドを持つ一流メーカーが、新たに自社製品の廉価版を販売するためにつくるブランドのこと】

と定義されている。

よく出される事例としては、アルバ(セイコー)、ジーユー(ユニクロ)、アーク(YKK)などのケースである。
セカンドブランドのポイントは、

◇ファーストとセカンドブランドで2倍以上の価格差を設定すること

◇ブランド同士の共食いを防ぐこと

◇市場自体が違うため戦略や実行を異なる組織で行うこと

である。

話は少し変わりますが、札幌の名物といえば「ラーメン」。

この「札幌ラーメン」の最近のトレンドが「ネクストブランド」なのだ。

「ネクストブランド」とは「セカンドブランド」と同義語で、「ラーメンの世界」では、

【知名度の高いお店が既存の店名や味を変えて、新しいコンセプトのもとで出店すること】

を意味するそうだ。

札幌ラーメンで事例をあげれば、

◇山嵐と天上天下龍我独尊

◇麺eijiとニボシラーメンAG

などである。

札幌の人気ラーメン店が「2号店」を「有名になったブランド(ファーストブランド)」で出すのではなく「ネクストブランド」で出す理由は、「自分のやりたい新しいコンセプトを試してみたい」というのが単純な動機のようだ。

たとえば「こってり」をウリにしたラーメンで人気が出ると「あっさり味」で美味しいと思うラーメンを作っても既存店の客層には指示されず、リピートされない。

だけど、店主のこだわりとして「あっさり味でも勝負してみたい」となると「ファーストブランドの評判を落とさない」ためには「ネクストブランド」の「2号店」を出すしかないのだ。

また、お店の立地で客層も違う。

例えば、繁華街店と郊外店であれば、コンセプトが繁華街店なら「若者やサラリーマンをターゲットにしっかりしたボリュームで回転率を上げる」、郊外店なら「家族連れや女性客が安心して入りやすいくつろぎやすい広々とした空間で客単価を上げる」という違いがあるとすれば、あえて「同じブランド」ではなく「違うブランド」(ネクストブランド)で出店する、という戦略をとる訳だ。

ヤマダ電機でいえば、郊外型の広々とした駐車場スペースを持つ「ヤマダ電機」と都心部の商業ビルを丸ごと借り上げた都市型の「LABIヤマダ電機」ですね。

話を「札幌ラーメン」に戻すと、札幌ラーメンの「ネクストブランド」は、「より多くの人に満足してもらいたい」「俺の“うまい”を認めてくれる人に食べさせたい」といった「店主のこだわり」を「具現化する手段」としてネクストブランド店舗が続々と出店しているのだろう。

わたしは、ラーメンに関しては「“こってり”も“あっさり”」でも「味噌でも醤油でも塩でもトンコツ」でも「豚・鶏がら系スープでも、魚介系スープ」でも「それぞれの良さがあってOK」の人なので、「こだわり店主のネクストブランド巡り」を今度してみようと思う。

(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ295号より)


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