『第70代横綱「日馬富士」誕生と懸念材料』
大相撲の第70代横綱「日馬富士(28)」(伊勢ケ浜部屋)が9月26日に誕生した。
前日の25日には、土俵入りで使用する綱の材料を仕込む「麻もみ」作業が行われ、日馬富士も立ち会ったという報道が流れた。
しかし、さっそく「品位」について指摘を受ける報道もされていた。
例えば、デイリースポーツでは、
◇麻もみの作業を見つめながら、日馬富士は上機嫌を通り越して浮かれ気味だった
◇ガムをかみ、ビールを飲みながら報道陣の取材に応じていた
◇公私混同で品格を問題視される振る舞いを見せてしまった
と報じていた。
これはまずい!
日本で「大相撲の関取」、特に「横綱」に関して言えば、他のスポーツ選手と同じような振る舞いは許されない。
例えば、野球やサッカーでホームランやゴールを決めれば「雄たけび」「ガッツポーズ」「決めポーズ」などのパフォーマンスは許されるし、むしろ、観客もそれを楽しみにしている。
しかし、大相撲は「神事」「国技」と表現され、「スポーツ」とは一線を画している。
個人的には「大相撲を国技」とは思っていないのであるが、それでも、土俵で関取が勝利してガッツポーズをとっていたら違和感があるし、勝利者インタビューでは「あまり表情を変えずに受け答えしている姿」が「お相撲さんらしい」と感じる。
賛否はともかく、横綱は現役を引退するまで自宅を一歩出たら「感情を素直に出さない」「品位ある振る舞い」を要求される職業なのだ。
ちなみに、横綱昇進を決める24日の横綱審議委員会でも日馬富士の「仕切りでのパフォーマンス」、「取組での張り手」、「けたぐり」などに注文がついたという。
他のスポーツであれば勝負に関しては「結果がすべて」で「勝ち方」にまでこのようにケチ(品位)をつけられることはあまりない。
そもそも、日馬富士は、大関になってからも半分は10勝以下で、場所ごとに出来不出来のムラがあり過ぎる。
これも横度なになれば「だらしない」「引退」ということばがチラつく原因になる。
せっかく、優勝インタビューで両親や親方、ファンに感謝を述べ、今後も精進しますと立派な決意表明をしたのだから、日馬富士は、「横綱としての自覚」ももっと持つ必要があるだろう。
「5年ぶりの横綱誕生」で世間やマスコミが好意的に捉えてくれる期間の方が短いんですから。
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