7月29の夜から30日の早朝にかけてのロンドン五輪の話題は、なんといっても「男子水泳100m平泳ぎの北島選手が3連覇を逃したことであろう。
オリンピックの過去2大会では、予選、準決勝、決勝とほぼタイムを泳ぐ毎に上げていくが、今回は、準決勝でタイムが上がらない。
このパターンは、北京五輪後、惨敗している世界選手権でよく見るパターンなので、個人的には「3連覇はおろか、メダルを逃すシーン」を想像していた。
予想はしていたが、現実的な結果となると、さびしい。
何が問題なのだろう?
ロンドン五輪代表選考会の時のような泳ぎができれば、少なくともメダル争いには絡んだはずなのに。
200mで「修正」してくることを期待したいが、希望は薄いのかもしれない。
それと、びっくりしたのが、男子柔道で旗判定が覆ったことだ。
この件は、また別の機会で詳しく検証してみたいが、オリンピックでは今大会から採用されたジュリー(審判委員)の役割が今後議論されることになるだろう。
それにしても、柔道は「国際化」したな、と思う。
日本人の感覚では、柔道の勝負は「柔よく剛を制す」である。
もちろん、柔道の精神を活かすために、「効果の廃止」「直接的なタックル技の禁止」などがルールに加わった。
しかし、「奥襟を最初からつかんだり」「帯をつかんだり」する技は、どうも「腕力や背筋力が勝負となる世界」であり、「柔道というよりレスリングやサンボ」である。
背筋をぴんと立てた「立ち技での組み手」の試合が殆ど見られないのは、なんだか「柔道じゃない」と思うし、技を掛けられて明らかに「技にかかった」選手が筋力でポイントを逃れるシーンは「ルールだからしょうがないけど、ナンカヘン」である。
それと、個人的にこの日、嬉しかったのが、アーチェリーの女子団体(早川漣選手、蟹江美貴選手、川中香緒里選手)が3位決定戦でロシアを209-207で破り、銅メダルを獲得したことだ。
下馬評では、日本の女子は低かった。
団体戦の出場権を獲得したのも最終予選であり、先月のことである。
アーチェリーに関しては、オリンピック種目から除外されることが以前、議論され、ルールが変更してきた歴史がある。
そういう点では、疑問がある点もあるが、「注目度や観客への分かりやすさ」という点では、現在の個人戦や団体戦の「トーナメント形式の決勝トーナメント戦」は改善された。
また、総合力で弱くとも、1回戦のウクライナ(ランキング3位)と準々決勝のメキシコ(ランキング5位)を破ったように、番狂わせも起きやすい。
マイナーなスポーツが注目を浴びて「やってみたい」が増えるのは、オリンピックの機会を除いてない。
だから、できれば、個人戦でもメダル争いに絡んで欲しいと思う。
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