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2012年6月27日に「小沢一郎民主党元代表が強制起訴された陸山会事件を巡る捜査報告書問題」に関わった検事の処分が最高検察庁から発表された。
結果は、
◇元東京地検特捜部の田代政弘検事(45)は容疑不十分で不起訴
(虚偽有印公文書作成容疑などで刑事告発されていた)
◇田代検事の当時の上司6人は容疑なし
◇田代検事:減給6カ月(100分の20)
◇佐久間達哉・前特捜部長(55)と木村匡良・元同部主任検事(50):戒告
◇元東京地検検事正・岩村修二・名古屋高検検事長(62):厳重注意
◇斎藤隆博・東京地検特捜部副部長(49):訓告
だった。
この結果に対して、感覚的には「なんだか身内に甘いな」と思う。
一応、この問題に関与した検事や上司に処分が下ったことで「責任が問われた」ということは一歩前進ではある。
しかし、実質的には、「なにも処分がなかった」のと同じである。
田代検事の弁明である「他の事件の記憶と混同した」は「えっ、そりゃないでしょう」と思う。
これを「うん、そういうこともあるのかな」と認めたことになった処分結果は、どうみても「武士の情け」的判断だろう。
「混同して結果として虚偽報告書」となったのか「組織として虚偽報告書を作成した」のかは別にして、結果として、この報告書により検察審査会の審議結果に影響を与え、小沢氏が強制起訴され、政治生命に大きな影響を与えたことに変わりはない。
検察サイドは、再発防止策として、
【検察審査会の起訴相当議決を受けた再捜査の取り調べを、録音・録画(可視化)する】
ということを決めたという。
これは、当然実施するべきであるが、「それだけで幕引きを図ること」は「再発防止」の観点からは不十分である。
それは、この問題の背景に
◇取り調べが真相解明より供述調書のサイン獲得に傾斜している
◇捜査現場に「供述調書のサイン」を容認、助長するような雰囲気が残っている
という根本的な組織体質があると思われるからだ。
また、個人的には「関係者の処分全体が軽い」とは思うが、「実行犯」である田代検事だけが「減給」という他の関係者よりも重い処分だったことも「えっー」だ。
「検察組織」という組織機構の話だから「文書や記録」に残らない「あうん」の上司の指示は確実にあったと思うのだ。
この事件、なんだか「トカゲのしっぽ切り」で終わってしまったよな、と思う。
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