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2012618日付の毎日新聞によると、「フジテレビが69日に放送した番組」が「イッキ飲み防止連絡協議会」(石谷師子代表)から文書で猛烈に抗議を受けているという。

記事によると、

◇抗議を受けている番組はバラエティ番組「めちゃ×2イケてるッ!」

◇抗議は番組中の「めちゃイケ酒豪No.1は誰だ!決定戦」というコーナー

◇内容は、レギュラー出演者の芸能人十数人が、夕方から翌朝まで長時間にわたって飲み会を開き、飲酒量を競ったり、飲酒を強要したりするもの

◇「イッキ飲み防止連絡協議会」はこうしたことが危険な行為と指摘

◇「イッキ飲み防止連絡協議会」は番組内での謝罪と再発防止策などを求めている

のだという。

この記事を読んで、まず、「イッキ飲み防止連絡協議会」について調べてみた。

http://www.ask.or.jp/ikkialhara.html

「イッキ飲み防止連絡協議会」の設立は古く、199210月で、「イッキ飲み」により息子さんを失った加来仁さんと言う方が設立したらしい。

活動履歴としては、1993年から「イッキ飲み防止キャンペーン」を開始して、「ポスター、チラシ、防止グッズの3本柱」でイッキ飲みの危険や防止を訴え続けているそうである。

この協議会を調べていて初めて知った言葉が「アルハラ」。

「アルハラ」とは、「アルコール・ハラスメントの略で、飲酒にまつわる人権侵害」を指す。

アルコールハラスメントの定義は、5つあって、

(以下、協議会の定義より引用)

1)飲酒の強要

上下関係・部の伝統・集団によるはやしたて・罰ゲームなどといった形で心理的な圧力をかけ、飲まざるをえない状況に追い込むこと。 

2)イッキ飲ませ

場を盛り上げるために、イッキ飲みや早飲み競争などをさせること。「イッキ飲み」とは一息で飲み干すこと、早飲みも「イッキ」と同じ。 

3)意図的な酔いつぶし

酔いつぶすことを意図して、飲み会を行なうことで、傷害行為にもあたる。ひどいケースでは吐くための袋やバケツ、「つぶれ部屋」を用意していることもある。 

4)飲めない人への配慮を欠くこと

本人の体質や意向を無視して飲酒をすすめる、宴会に酒類以外の飲み物を用意しない、飲めないことをからかったり侮辱する、など。 

5)酔ったうえでの迷惑行為

酔ってからむこと、悪ふざけ、暴言・暴力、セクハラ、その他のひんしゅく行為。

1つでもあてはまったら、アルハラになります。 

20033月一部改定)

(※引用ここまで)

なのだという。

私は、この手の議論になる時、月並みであるが、バラエティ番組の場合、分別のある大人が「番組内のギャグ」と判断できるような内容は「お下劣」と評されても地上波放送で放映することには寛容である。

ただ、「めちゃ×2イケてる」は人気番組で、視聴者層は、子供も多い。

しかも、最近でも、20124月に小樽商科大学のアメフト部の新入生歓迎会で、多くの「イッキ飲み」による犠牲者が出たばかりである。

つまり、「万人が気軽にテレビのスイッチを付ければ見ることができる地上波の人気バラエティ番組」の番組内容としては不適切だったと思うのだ。

疑問が残るのは、フジテレビは、最近では、バラエティ番組の「とんねるずのみなさんのおかげでした」でもお笑いコンビ「ずん」のやすさんが20122月の番組収録中に「スキー場で、水上用ゴムボートでタイムを競う」コーナーで大けがを負っている。

つまり、番組内容を企画する際に、例えば、

◇コンプライアンス上適切な内容か?

◇番組内容が子供に与える得る悪影響は社会的に許されるものか?

◇収録上の安全性はどうか?

などは、ちゃんと精査されて(企画のデザインレビューや設計検証)いたのか?である。

また、この「めちゃ×2イケてる」は「タレントが台本を書いている」番組ではない。

タレントは、番組の制作責任者(プロデューサー)の指示にしたがって演じているだけであるが、しかし、タレントを「派遣」している所属元事務所も番組内容を確認して「世間に対して悪影響を与える内容」であれば、テレビ局に対して、出演拒否できる体制にあったのか?、である。

もしそうした体制が無いのであれば、改善が必要だと思う。

それにしても、「フジ」は、私が幼少の頃のキャッチフレーズは「母と子のフジテレビ」というものだった。

しかし、1980年代に「楽しくなければテレビじゃない」というキャッチフレーズになり、番組内容を一新し、民放放送の視聴率競争でトップに立つようになった。

わたしは、このあたりから、フジテレビに対して、どちらかと言うと嫌悪感を覚えるようになり、民放キー局としては、一番嫌いなテレビ局となった。

ネット上では「フジテレビ」のことは「不治テレビ」と揶揄されている。

視聴率競争でも、今年に入って、テレビ朝日、日本テレビにも抜かれることも多くなった。

社内体質を見直すべきで、キャッチフレーズも見直しが必要な時期に来ているのだと思う。


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