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2012年6月6日の午前7時10分頃から、2004年6月8日以来の「金星の太陽面通過」と呼ばれる現象がはじまりましたね！
今回の「金星の太陽面通過」は、5月21日の「金環日食」よりも珍しい現象で、しかも、今回は日本全国各地で午後1時50分頃まで観測できるという。
「前回の太陽面通過が2004年だからそんなに珍しくないじゃん」と一瞬思ってしまうが、軌道の関係で、次は、2117年12月、その次は2125年12月だそうなので、現代人は、まず誰も見ることができない。
しかし、一般には「珍しい現象ではあるが点（金星）が太陽面を移動する地味な現象」なので、ニュースでは盛んに取り上げられているが、今日（6月6日）の天候が全国的に「曇り気味」なこともあってか、なんとなく盛り上がっていない。
金環日食のときは、ネットでブログ検索やfacebookをチェックすると、続々と「日食画像や感動の声」がアップされていたが、今回はそれも殆どない。
そういえば、一昨日（6月4日）の「部分月食」もあまり盛り上がっていなかったもんなぁ。
話はガラッと変わりますが、今ニュースでは、「金星の太陽面通過」よりもオウム関連事件で特別指名手配されている「高橋克也容疑者」のニュースの方が盛り上がっている感じだ。
このニュースでびっくりしたのは、「高橋容疑者が実存する方（櫻井信哉氏）の住民票を不正に入手し、潜伏先のアパートの契約をしたり、銀行口座を開設したり、建設会社に就職したりしていたことだ。
一般的に「住民票を取得する」ためには、
◇運転免許証
◇写真付き住民基本台帳カード
◇旅券（パスポート）
◇国又は地方公共団体の機関が発行した身分証明書
◇国家資格証（例：海技免状、小型船舶操縦免許証、宅地建物取引主任者証など）
などか（上記はいずれか１つあればOK）、
◇国民健康保険、健康保険、船員保険、又は介護保険の被保険者証
◇国民年金手帳
◇戸籍謄本等の交付請求書に押印した印鑑に係る印鑑登録証明書
などを複数提示すれば取得は可能である。
しかし、ニュース報道によると「なりすましを受けた櫻井信哉氏」本人は、「全く知らなかった」とマスメディアのインタビューに応えていたから、住民票を取得するために必要な「原本」自体は紛失したり、盗み出されたりはしていなかったのだろう。
「原本で取得申請した訳でない」と言うことになると「免許証の写し」などを取得したのだろう。
想像であるが、高橋容疑者は「逃亡中は建設会社の勤務が多かった」とすれば、「免許証など公的機関が発行した資格証の写し」は比較的容易に手に入る。
建設業法や発注側の要求で建設現場事務所に行けば、「資格証の写し」はファイルにして保管されている。
現場事務所にはコピー機もあるから、入手するのは比較的容易であろう。
あと考えられるのは、【住民票の偽造】である。
しかし、偽造がばれた場合は、通報されるリスクが高いから、高橋容疑者は、この方法は選択しなかったのではないだろうか。
その他に考えられるのは、以前、マンガの「新ナニワ金融道」で見たことがあるが、ホームレスなど、いわゆる「世捨て人」の人で、自分と年格好が近い人をスカウトして交渉し、「お金を渡して他人の住民票を買う」という手段だ。
今回の高橋容疑者のケースは、この方法ではないと思うが、「生活保護費不正受給」など「貧困ビジネス」で非合法に金儲けを企んでいる人は、こんな方法も考えるであろう。
それにしても「ルールの隙間を狙って他人になりすますこと」が、このように騒ぎになると、善良な市民が「ふつうに銀行口座を開設したりするのもセキュリティが厳しくなって面倒でこまるよなぁ」と思うのである。
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